日本海軍 三菱(中島)A6M3 零式艦上戦闘機22型 第251航空隊(昭和17年)(1/48 タミヤ)
IJN Mitsubishi(Nakajima) A6M3 Type Zero aircraft carrier fighterplane version 22 The 251airgroup,1942


 
零式艦上戦闘機22型
零式艦上戦闘機22型
零式艦上戦闘機22型
零式艦上戦闘機22型
零式艦上戦闘機22型
零式艦上戦闘機22型
零式艦上戦闘機22型
零式艦上戦闘機22型
零式艦上戦闘機22型
零式艦上戦闘機22型
零式艦上戦闘機22型
零式艦上戦闘機22型

 参考文献:芸文社「AEROモデリングガイドVol.1 零式艦上戦闘機」
      潮書房「丸メカニック 別冊1 零戦」

2010年発売のタミヤ製キットを元に製作いたしました。
 塗装は今回、おそらく零戦の写真の中で最も有名な、昭和17年、元日映カメラマンの吉田一氏撮影の元・台南航空隊、 251航空隊の写真(昭和17年10月11日撮影)の機体を基にしています。
 22型の制式採用は昭和18年1月29日ですが、実際は制式採用より前から生産と運用がなされていたようです。
 この機体、時期を考えると最初はグレーで塗装されていたものを、現地で緑色のペンキをスプレーないしはけで上塗りしていたようです。
 写真を見て見ると、現地ではなかなか頻繁・こまめにに再塗装ができなかったようで ジェラルミンの下地が見えてしまっている機体の写真が何枚も残っているため、弾薬装填位置など 使用箇所を意識しつつ塗装をはげさせてみました。
 特に、キャノピーはシーリングの甘い(というかろくなパッキンがない)エンジンから漏れてくる ガソリンを頻繁にふき取っているうちに、すっかりはげてしまっていたようです。このキャノピーは、マスキング用のテープがキットに同梱されていて、 非常に助かりました。
 なお、アンテナは無線機の調子が悪かったこともあって無線機はおろされ、アンテナは根元から のこぎりでばっさりと切られ、切断面はパテで整形されてすっきりされていた機体もあったそうなので、 そのように再現してみました。

Reffernce: Geibunsha " Aeromodeling guide vol.1 zerofighter"
      Ushio shobo" Maru mechanic expansion1 Rei-sen"

This model is made from Tamiya,s kit, released in 2010.
This time, I choosed painting of formar Tainan air team, the 251 airgroup,which is taken photo by Hajime Yoshida in 11th oct. 1942.
The actual date of type 22,s service began on 29th jan. 1943, but in frontlines and factories, service and production began before the official date.
The plane of the picture seems to have been painted in glay first,and repainted in Raboul.
Canppy was often washed on ground, because it was often got dirty by leaking oil (that was due to bad packing).
Antenna was removed, because it was useless, said pilots on that time.


<胴体>
零式艦上戦闘機22型

 全体的に曲線部分など甘くなっていたモールドはデザインナイフで彫りなおし。
 機体全体に繊細なモールドと、リベット痕がモールドされていたので、助かりました。
 内部のエンジンは黒鉄色・焼き鉄色・ハイライトのシルバーで塗装、本物の銅線でエンジンプラグを追加しています。

Inside engine is painted in several iron colors, and plug-code made of copper is add.
<翼>
 胴体同様、継ぎ目を消してから、モールドをデザインナイフで入れ、リベット痕をヒートペンでを追加しています。追加後、三度ペーパーで 磨いて表面を滑らかにし、埋まってしまったリベット痕は0,3mmドリルで穴を開けなおしました。
 ピトー管は先端を真鍮パイプに換装しています。
 布張りのエルロン・エレベーター・方向舵は、若干本体の色より白色とつや消しを多めにして布の質感を出して見ました。

I add white and flat base to paint ladder, elevator and aileron, in order to show it like "made of stuff".
Piton tube is made of 0.3mm brass pipe.
Rivets are add.

<コックピット>
零式艦上戦闘機22型
零式艦上戦闘機22型
零式艦上戦闘機22型
零式艦上戦闘機22型
零式艦上戦闘機22型

 コックピットは、今まで作ってきた零戦の中で最高の出来でした。特に、床面がただの一枚の板ではなく、爆弾・チップタンク投下確認用の 窓までついているのには驚きました。キャノピーは固定してないので、あとからでもコックピットを見ることができます。
 計器類は塗装とデカールの併用です。
 
I both painted and used decal to paint instrument panel.
So long as I know, Tamiya,s kit is the most accurate model of making inside of cockpit.
Even window to confirm drop tank is made from clear parts.

<引き込み脚>
 今回は飛行状態にするため、フェアリングを機体に接着後、不自然なでこぼこのないようにパテを持って、胴体・翼との一体感を出しています。
 フェアリング実物は4枚の板で構成されていて、うち2枚は胴体側にあります。脚を出している状態では、その脚についている板が重なっているか確かめるための 色の帯がついていますね。
 タイヤは、ほんのちょっとだけ自重でつぶれたように加工してあります。

<武装>
 32・22型になってから容量が320リットルに減った増加油槽は、機体側にポリキャップがついているので完成後も着脱可能です。



The drop tank which decreased netto sonce type 32, is capable to attach and take off even after ot is finished.

<塗装>
今回初めて、デカール部分をなじませるために、ウォッシングという技法を航空機模型では始めて使いました。
 この技法はAFVでは普通に行われていますが、意外とうまくいきました。
 翼上面・下面のオイル漏れ跡をクリアーオレンジ・クリアーイエローで表現、パステルですすも追加しています。
 機体の緑色は、若干ですが劣化を表現するため、イエローと白を混ぜたペンキで上塗りしています。

This time, for the first time, I used "pastel washing" to match the tone of Hinomaru,s red.
I also add clear yellow and orange to make dirt of oil.
Greeen paintings are also overpainted by weathered color.

<フィギュア>
 フィギュアは、キット付属のものを使いました。

I used original figure included in the kit.
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