日本海軍 三菱 A6M3 零式艦上闘機32型・台南航空隊所属・谷水竹雄上飛曹機
(1/48 ハセガワ)
IJN aircraftcarrier fighter plane A6M3 Type 0 mode32 "HAMP" Takeo Tanimizu jouhisou,s plane in Tainan-airteam(Hasegawa 1/48)
参考文献:「丸メカニック 零戦」
イカロス出版 野原茂著「蒼天録」
台南空当時の谷水上飛曹機を模して見ました。
谷水さんは1919年三重県生まれ、昭和16年11月に第3期丙種飛行予科練習生を卒業、昭和17年4月より第6航空隊に配属。空母「大鷹」「翔鶴」搭乗員を経て、昭和18年11月よりラバウル配備になっています。
ここで谷水さんは初陣を迎え、昭和18年12月13日付けで「瑞鶴」ラバウル派遣隊に転属、昭和19年1月末まで同地で奮闘しました。
昭和19年2月1日に消耗した同隊は後退、谷水さんは台湾の台南を根拠地とする練成部隊である「台南航空隊」に飛行教官として着任することとなりました。教員といっても台南も既に前線となっており、
教官もたびたび出撃しています。
同地に配備されていたのは本来訓練用だった零戦32型でした。特に、彼は複数の機体に乗っていますが、なかには胴体に戦歴の記入されたものもありました。それがこの機体になります。
また谷水上飛曹は、昭和19年9日2日夜、偵察に現れたB24を零戦32型「タイ・180号」機で撃墜しています。
尚、谷水元上飛曹は、平成18年にご永眠されました。
なお、本作は2012年発行の「歴史読本」誌8月号の表紙を飾っています。
This model is based on Hasegawa,s kit.
The model exhibits Jouhiso Takeo Tanimizu during operation in Taiwan 1944.
Tanimizu is boan in 1919 at Mie-prefecture, graduated the 3rd class of Heishu hikouka yokarennshuusei in november 1940,ordered to be member of the 6th airgroup in april 1941.
Then he moved to CV Taiyo and Shokaku,s team,since november 1943, Rabaul appendix team of CV Zuikaku on the 13 dec.1943, and he had been there till the end of jan.1944.
As airpower of Rabaul decreased, his team went back to Taiwan, and there he was ordered to be Instructor of Tainan airteam.
On the Tainan airteam, they equiped A6M3 which were not considered to be good plane, and used as training plane. some of Tanimizu,s plane had written his score on the body.
In addition, on the night of 2nd september 1944, Tanimizu had shot down one B24 with Hamp of tailcode "Tai-180".
Tanimizu died in 2006.
<模型>
キットはハセガワ製のものを使いました。
ヒートペンでリベットを入れました。すべて入れるとうるさくなるので目立つラインだけいれています。
九八式射爆照準装置は、透明プラ板とファインモールド製レチクルでディティールアップしてあります。
エンジンはキットのものに本物の銅線でプラグコードを追加。
今回初めて、ファインモールドから出ているプラ製のシートベルトを使いました。若干厚みがあるのは当然ですが、そもそもコックピット内自体覗き込まないと見えないものですので、ある程度現物より
インパクトがあったほうがそれらしく見えると思います。
ピトー管は真鍮線と0.3mm真鍮パイプを組み合わせて自作しました。
空中線は鋼線製です。
<脚>
ブレーキパイプは0.3mm真鍮線製です。
<塗装>
当時のパッキンは油紙をタコ糸で縛るような密封性に欠けるものだったそうですので、よく油漏れがおきています。もれたガソリンの痕をクリアーイエローとオレンジで表現しました。
<フィギュア>
フィギュアはモデルカステン製の日本陸海軍パイロットセットのものを使いました。
Engine cowl is removable, and engine plug code is attached on engine.
Piton-tube is made of brass pipe.
I add panel lines carving with knife.
Shadow is painted by pastel, using only brush.
type98 targetting deevice is remodeled by FINEMOLS,s photo-etched parts and transparent plastic plate.
Seatbelts are made of plastic parts from Finemold too.
Figure is made of plastic kit from Modelkasten.
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