帝国陸軍 八九式中戦車(アーマーモデリング誌のおまけ)&九二式重装甲車(後期型)(ピットロード)
IJA Type 89 middle tank and Type 92 armored vheecle(1/35 Pitorad)


参考文献:大日本絵画「日本の軍装 1930〜1945」
学研 歴史群像太平洋戦史シリーズ25「陸軍機甲部隊」
     IRONSIDE INTERNATIONAL「大日本帝国陸海軍 軍装と装備」
日本戦車塾「八九式中戦車乙型」

  
 ファインモールド製のいいフィギュアがあったため、製作いたしました。
 八九式中戦車は「アーマーモデリング」誌のおまけについてきたもので、なんとかかろうじて部品類をそろえることが出来ました。
 添え物の九二式重装甲車は、単体だとキャラ的に地味なのでだきあわせで登場させています。こちらのほうが資料が少なくて苦労しました。
 九二式重装甲車は日本初の溶接構造車両だったそうですが、溶接痕がはっきりわかるような写真がみあたらず、どこでエッジ処理しているのかわかりにくかったです。
 とりあえず、九二式はエッジをヒートペンでつぶして、溶接痕をつけています。
 キャタピラは、八九式がモデルカステン製、九二式がキット付属のばらばら状態のものを組んでいます。
 八九式の超壕橇の上にある荷物も、モデルカステン製レジン部品を使っています。専用だけあって、非常によくフィットするだけでなく、日本らしい「風呂敷」や「むしろ」といったアイテムがしっかり 立体化されているのが貴重です。
 
Reffernce:Dainihonkaiga"Japanese military uniform 1930 to 1945"
Gakken Rekishi gunzo series 25 "IJA panzer division"
Ironside international "IJA&IJN uniforms and equipments"
Nihon sensha juku "type89 middle tank version Otsu"
The model of 89 is based on kit attached on "armor modeling magazine, decolated with parts from Finemold,and tracks and equipments made of resin (they are typical japanese)are from Modelkasten.
Type 92 armored vheecle is from Pitorad.


<塗装>
 塗装は、当時のスタンダードな3色プラス黄色線の入ったものです。


 <フィギュア>
 ファインモールド製キットをすこしだけ改造しています。
 フィギュアは詰襟の昭和5年式で、士官が自前で注文していたため色合いがそれぞれ個性があったそうです。
 白い紐は拳銃帯革(たいかく)といって、戦闘中に拳銃を落さないようにするためのストラップです。
 これも戦争が進むにつれ、白は目立つので着色されるようになりました。
 ボタンの色は、樹脂製なのでつやのないブラウンです。
 サーベルも、日中戦争初期まで使われていた銀色のサーベル型軍刀を吊っています。
 当時大概の戦車は歩兵科に所属していたため、八九式のクルーは赤い襟章にしています。
 九二式の士官は、騎兵科所属であるためライトグリーンの襟章です。
 この騎兵には、騎兵らしく「拍車」をかかとのところにつけています(実際はかかとと水平が正しいようです)。馬を降りて戦車乗りになっても、この拍車を装着した騎兵は多かったそうです。
 また軍刀も、日中戦争後期から太平洋戦争中に使われた皮製の覆いのついた軍刀にしています。

Tank crew,s uniform is officialy called "Tank crew uniform model shouwa 5 (1930)".
Buttons were made of brown resin.
early type saber is bear metal silver.


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