知波単高校 九五式軽戦車(1/35 ファインモールド・新キット)
Chihatan high 95 light tank(1/35 Finemold/newkit)
劇場公開にあわせてファインモールドから発売になった新作キットをベースに制作いたしました。
ファインモールドから出ている旧キット対応の「九五式軽戦車用エッチング」と37mm砲の金属製砲身を使いましたが、そのまま問題なく装着できました。
<知波単高校九五式軽戦車の特徴>
・機銃の可動部全体が同じ色になっている(CGで動かすときの都合?)
キットそのものは、旧キットと比べると全体的に甘かったモールドがはっきりし、さらに複雑な面構成に起因する部品同士の接合の不具合も解消されていました。
旧キットとのそれ以外の相違点は、旧キットは履帯がベルト式であることと、旧キットはジャッキとコック、車両背面のワイヤーが排気口が金属製であるということくらいです。これらも、新作キットでは形状的に問題はないので、もう旧キットにいいことはなにもないと
言い切ってしまってもいいでしょう。
但し、新キットのマフラーガードの金網は「アニメ仕様」の密度しかないので、史実の車両を再現したい人は前述の「九五式軽戦車用」エッチングセットを買う必要がでてきます。
キット付属の組み立て式履帯はドラゴンのマジックトラックと比べると若干小さく、モデルカステンと比べると側面の穴が再現されていませんでしたが、とても組みやすく完成まであっというまでした。初心者でも安心して組める最も楽な組み立て式履帯だと
思います。
今回はキットのものではなく、モデルカステン製の組み立て式履帯を使用しましたが、これは同社製品でも上位の難易度です。小さい上、センターガイドが別部品なので、切り離しと組み立てでかなり難儀するので初心者にはお勧めできません。
模型本体の工作は特に大掛かりな改造は不要です。基本工作となる銃口砲口の開口、駐退器カバー付近の継ぎ目埋めといった基本工作だけです。タイヤの分割線は、実車にもあるので消さなくても大丈夫です。
エッチングパーツは、ファインモールドの純正品を使いました。
尚、旧キットには前照灯のガラス部分の部品が付属していませんでしたが、今回はちゃんと付属します。
<塗装>
塗装は指示によらず、自前で調合しています。レシピは以下の通り。
明るいブラウン:白・マホガニー・ウッドブラウンを2:4:4
暗いブラウン:マホガニーに黒少々
緑:濃緑色2(日本海軍の飛行機の色)
黄帯:クリームイエローに若干のカーキ
あとは機銃・履帯の黒鉄色と、工具類のとっての材木色のウッドブラウン、それらすべてにフラットベースです。
参考までに、新旧キットの比較。ハッチが開いているほうが新キットにモデルカステン製履帯、閉じているほうが旧キットに、新キット付属の組み立て式履帯です。
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