1/35 劇場版「ガルパン」大学選抜チーム・センチュリオン1(1/35 LUNATIC FACTORY製改造キット&AFVクラブ センチュリオン・ショット改造)
Movie "Grils and panzer" University team Centurion 1(Remodified from AFVCLUB)


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 劇場版「ガールズ&パンツァー」に登場する大学選抜チーム隊長車両です。
 今回はワンフェスで購入いたしました「LUNATICFACTOY」さん製のキットを使い、AFVクラブの「ショット」と「Mk5/1オーストラリア軍」の2種類をベースに制作してみました。
センチュリオン センチュリオン
 左の車両がAFVクラブの35159IDFショットベース(エッチングはボイジャー)
 右が35100のオーストラリアのMK5/1(同上)です。
 劇中車両に近い(部品が足りている)のはショットなので、運よくIDFセンチュリオン「ショット」が売っていたら確保しましょう。まあサイドスカートは只のプラ板でも再現できますが。
センチュリオン センチュリオン
 こちらが、5.1ベースの車両になります。
 「LUNATICFACTOY」さんのセット内容は金属製砲身・銃身、砲塔、正面防盾、車体の左右、砲塔左右にある荷物箱、砲塔左右のフック、機銃マウント、特徴的なエンジンボンネット、アンテナポスト、車長キューポラ、背面の箱など、ひととおりの 部品が入っていますが、後述する前フェンダーの小さなスカートまで入っていたのには驚きました。
 ワンフェス2017冬では5か所ものディーラーさんからセンチュリオン1の改造キットが出ていましたが、フィギュアまで付属していたのはここだけでした。
 ここにそれ以外で使用した部品類を挙げておきます。
 ・ボイジャー製センチュリオンIDF&5.1用エッチングセット
 ・AFVクラブ「センチュリオン3IDF」35159(このキットに限らず、サイドスカートのあるタイプのセンチュリオンであればベースキットになります。また、サイドスカートは上のエッチングセットにも付属します)
 ・フリウル・センチュリオン全シリーズ用組み立て式履帯・ゴムパッドなし(AFVクラブ製の組み立て式は硬くてあまりお勧めできません)
 尚、オーストラリア軍センチュリオン(AF35100)は、幅広のルーバー、砲塔背面のリール(Nランナー)やサイドアーマーがなく、6つ必要な予備履帯も4個しかはいってないのでパーツを自作する方以外にはあまりおすすめできません(但し、履帯が金属製のものを 模したベルト式)。ボイジャーのエッチングも、アーマーなしとありのものがありますが、いずれも前フェンダーが入っていませんでした。
・パッションモデルの「イギリス軍アンテナポスト」
 
 <劇場版「ガルパン」のセンチュリオンの特徴>
センチュリオン センチュリオンの特徴 センチュリオンの特徴 センチュリオンの特徴
基本はA41「センチュリオン」1の初期試作車両(VESAを積んだタイプが生産されたのは戦後、しかもWW2当時は「センチュリオン」という名前もついてなかったので「A41」と記載されています)です。
・正面防盾上にフックあり
・機銃は極初期車両の20mmエリコン機銃(零戦11・21型と同じもの)ではなく、BESA機銃(チャーチルの車体機銃とほぼ同じもの)
・砲身はファイアフライと同じ17ポンド砲
・砲塔左右の箱は多角形の独特な形状をしている
・車体正面装甲上に3かける2セットの予備履帯
・ドライバーハッチ前に半円状のバイザーがある(カバーがかけられている?)
・車体後部右側フェンダー上にOVM、2つ重なったスコップとバール
・車体背面右側に電話ボックス(キットの指示だと左側)
・車体後部左側フェンダー上につるはしの先端と柄が2ペアある
・砲塔背面のハッチ右側に野戦電話線リールあり
・砲塔側面、砲耳のあたりに、実車にある段差がない
・排気口はセンチュリオン3等、後年の斜め方向ではなく、1初期は真後ろを向いている(Nランナーに不要部品として入っています)
・吸気口下のルーバーは幅の広いタイプ
・砲塔左右の荷物箱は上面と面一ではなく、若干下がった位置に固定されている
・ドライバーハッチのダンパーは見当たらない
・正面にはフックなし、シャックルだけついている
・前面シャックルのそばのフェンダー側面内側に小スカートあり
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 <塗装>
 塗装は自前で調色しています。参考までにレシピを。
 RLM74ブラックグリーン8:濃緑色2が1:黒1
 大学選抜チームのエンブレムは、LUNATICFACTOYさんのセットにも入っていましたが、モデルカステンのデカールをあえて使いました。

<工作>
 AFVクラブのキットですが、このキットの最難関部位は、説明書にABCでランナーに部品の指示がなされているのに、そのランナーには番号だけでアルファベットが指示されていない 点です。なので、部品の形状を元に、各ランナーにマスキングテープか何かで各自でABCを記入しないと地味に作業が滞ります。 また、2Pに1個くらいの割合で番号が間違ってますので、あまり信用しないようにしましょう。
 元々センチュリオン3のキットであることを念頭に、1の特徴を頭に入れておきましょう。概ね足回りはそのままですが、砲塔全部、それ以外もキットのまま使えるのは殆どありません。
 今回はボイジャーのエッチングを使いましたが、実際使ったのはスカートとクランプ、それにふたくらいでした。
 タミヤのチャーチル、それにAFVのセンチュリオンの両方のハッチ内側に押し出しピン跡がありますが、ここは形状的にパテで埋めるのがちょっと困難です。
 履帯はAFVクラブの組み立て式履帯ですが、これも硬くて組み立てがちょっと大変でした。
 アンテナは0.3mm真鍮線で自作しました。アンテナポストは形状的にも強度的にも優れたパッションモデルの金属製の「根元だけ」使っています。
 半月状のバイザーは「LUNATICFACTOY」さん製の部品セットに入っていました。
 AFVクラブのセンチュリオン5/1には入っていなかった砲塔背面の無線電話用リールですが、 建築模型の店にいってもいい直径(1.2cm)のディスクが手に入らなかったので、ハセガワの金属製テンプレートでプラ板から加工しています。ディティールは真鍮線等で追加。配線が砲塔上面まで続いています。
 尾灯は艦船模型のサーチライトを流用しました。
 
<フィギュア>
 クルーのフィギュアは気泡も殆どなく、組み立ても楽でした。が、ドライバーのポニーテールの部品が最初何なのかわからなかったので捨ててしまうところでした。
 エッチング製の眼鏡は「五菱重工」さん製です。
 帽子と腕の記章はプラッツの「大学選抜チームセット」に付属していたデカールを使用しています。
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