1/35 劇場版「ガルパン」大学選抜チーム・A41センチュリオン1(1/35 プラッツ/AFVクラブ オフィシャルキット)
Movie "Grils and panzer" University team Centurion 1(plastic kit from AFV club)


センチュリオン センチュリオン センチュリオン センチュリオン センチュリオン センチュリオン センチュリオン センチュリオン センチュリオン センチュリオン センチュリオン センチュリオン センチュリオン センチュリオン
 発売発表から1年半くらいを経てようやく2018年夏に発売となったオフィシャルキットをベースに制作いたしました。
 内容は、AFVクラブのキットをベースとしており、既に金属製砲身が含まれています。
 キットには史実の車両を再現できるように20mm機銃と、形状の異なる砲塔の荷物箱やバイザーも含まれており、おそらく後日史実のセンチュリオン極初期型としても売る予定なのだな、と思いました。
 アンテナだけは付属していませんでしたが、ペリスコープ等透明部品があるのはインジェクションキットならではのありがたいことです。
 説明書の長さだとトウケーブルがちょっと短すぎるのと一部説明書に誤りがあるくらいであとは特に問題はありませんでした。
 ユニークなのは砲塔内部にある車長を載せるための台が、高さ調整可能になっていました。史実の身長のフィギュアと愛里寿の身長を考慮してのことでしょうか。
 ベルト式履帯だったので少し折れたところにくせがついてしまうのが難点でした。正面から見ると若干履帯が曲がって見えるのがそれですが、これは放置しておけばじきに直ると思います。
 砲塔上面のアンテナガードが若干太めですが、これは強度を優先した結果だと思います。
 気が付いた説明書の間違いを列記しておきます。
・ワイヤーは9cmでは足りない
・C4(荷物箱側面)は必要ない
・OVMの場所は指示とはまるで違う
 この作例は、0.4mm真鍮製のアンテナとボンネットのとって、それにパッション製の機銃と、ハンガリー製のフリウルというメーカーの金属製履帯を追加して製作いたしました。
 エッチングは専用のものがないため、ボイジャー製のセンチュリオンIDF用のものを使いました。
 フィギュアはモデルカステン製のものを使いました。
 
 <劇場版「ガルパン」のセンチュリオンの特徴>
センチュリオンの特徴 センチュリオンの特徴 センチュリオンの特徴 センチュリオンの特徴
基本はセンチュリオン1の初期試作車両(BESAを積んだタイプが生産されたのは戦後、しかも当時は「センチュリオン」という名前もついてない「A41」だったのですが)です。
・機銃は極初期車両の20mmエリコン機銃(零戦のアレ)ではなく、BESA機銃
・砲身は17ポンド砲
・砲塔左右の箱は多角形の独特な形状をしている
・車体正面装甲上に3かける2セットの予備履帯
・ドライバーハッチ前に半円状のバイザーがある
・車体後部左側フェンダー上にOVM、おそらくスコップ
・車体後部右側フェンダー上にOVM、スコップとバール
・車体背面右側に電話ボックス(キットの指示だと左側)
・車体後部右側後部につるはしの先端と柄がある
・砲塔背面のハッチ右側に丸い物体、おそらく野戦電話線リール
・砲塔側面、砲耳のあたりに、実車にある段差がない
・排気口はセンチュリオン3等、後年の斜め方向ではなく、1初期は真後ろを向いている
 
 <塗装>
 塗装は自前で調色しています。参考までにレシピを。(もうちょっとブラウン寄りにしたほうがいいかな、と思いますが)
ブラックグリーン6、オリーブドラブ2、ネービーブルー2
 大学選抜チームのエンブレムはキット付属のデカールを使いました。

<工作>
センチュリオン
残念ながらAFVクラブ製のキットの共通部品は発売から時間も経っており、ばりも多くみられます。
 また構造的に若干転輪の軸と接するポリキャップがきつめで、なかなかはまらず、ボギーに押し込めないことがあります。
 そういった場合は、手ではなくピンセットで挟んで押し込むとよいです。
 金属製の砲身も置くまで押し込むのではなく、防縦の曲線にあわせて若干手前で固定しましょう。
 機銃の銃口は0.5mmピンバイスで開口してあります。
  センチュリオン
 各種手間に応じて作り比べてみました。
 左からほぼキットストレート、履帯と機銃だけ交換、エッチング等使用、となっています。
 
 
HOME