軽空母「冲鷹」(1/700 アオシマ)
IJN light aircraft carrier CHUYO(Aoshima)

Chuyo
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参考文献・写真出展:光人社「丸メカニクス・日本の空母」
学研 歴史群像太平洋戦史シリーズ45「真実の艦艇史」
          学研 「日本の航空母艦パーフェクトガイド」
          モデルアート「艦船模型」誌18号 商船改造空母特集  
          グランプリ出版「日本艦艇写真集『空母』」
Reference document:Kojinsha"Maru mechanics:IJN aircraft carrier"
Model arts Shipmodel special vol.18
Grand Prix press"Photos ofI IJN vessels "
Gakken Pacific war history series no.45 "True history of IJN vessels"

 
 この模型は、客船「新田丸」を作る際に「どうせならいっしょに作ってしまおう」と思い、手をつけたものでした。
 製作を開始したのはたしか2006か7年年だったと思いますが、意外とこの船は資料がないことに気がつき、製作は頓挫していました。
 しかし、幸いなことにその間に学研の「真実の艦艇史」の田村俊夫さんの大鷹型に関するリサーチや、それを基にした「艦船模型」誌の特設 空母特集の記事と作例(模型用図面までありました)が発表され、残念ながら写真がろくにないため詳細はわからないものの概要は伝わってきました。
 しかし、既にその段階で甲板は接着されていた為、左右がオープンだった艦橋は残念ながら再現できませんでした。
 
<艦首>
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 「新田丸」とおそらく同じ形状だったアンカーセレスは、6角形に近い形状でしたので、そのように彫ってみました。。
 円形ブルワークに囲まれた機銃デッキは、ファインモールドの機銃セットについてきた円形台座に、銅板でブルワークを作りました。

<船体>
 船体はプラ板で骨を作り、パテで整形しています。
 新田丸の時はスクリューはプラ板を研磨して作りましたが、今回はエッジが綺麗に出る銅板で作りました。プロペラピッチは写真がしっかり残っているので助かりました。
 
<側面・水線下>
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 キットからの変更点が最も大きかったのが舷側でした。
まず、最初大鷹の写真を見ると、舷側にキャットウォークらしきものが見えました。しかしこれは実は新田丸級のプロムナードデッキの張り出しが そのまま残ったもので、其の上に飛行甲板が設けられていました。
 これは、キットの船体側面に0.5mmのプラ板を張って張り出しを表現しています。
 また、本艦は「大鷹型」の中でも最後発の船だったためか、機銃デッキとその位置も他の艦とは違っていたらしく、証言によるとすべて3連装で、 4群が配置されていたそうです。
 模型では機銃デッキをすべて新造、右舷後方の煙突より後ろにあるカバー付機銃はピットロードの部品セットからもってきました(射撃指揮 装置と台座は自作ですが)。
 また、パラペーン置き場・ボート置き場・(おそらく)交通桁連絡所?などの足場も追加しています。
 
<マスト>
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 マストはゴールドメダルのエッチングセットを使用しましたが、トップのみ真鍮製です。
 本型はマスト以外に、伸縮式の「望楼」というのでしょうか、カンニングタワーがありました。これは、テーパーがついているので通常の プラ棒では使えないので、伸ばしランナーでテーパーをつけた棒を作り、そこに足場を設けて、ついでに人形を2体置いてみました。
 本艦は艦尾旗ざおがないので、どこに軍艦旗を掲揚しているのかな?とおもっていたのですが、よく「大鷹」の写真をみていたら、右舷側後方の アンテナ支柱に掲揚されていました。



<飛行甲板>
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 飛行甲板は船の科学館の「新田丸」に載っていた証言より「暗いグレー」に塗装しました。
 艦尾の着艦指示装置支柱は0.3と0.2mm真鍮線製です。
<機銃・高角砲・スポンソン>
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 スポンソン支柱はプラで製作。ステーはファインモールドの穴あき銅板製。機銃甲板を支える板はプラ板で自作しました。
 高角砲はカバーつきのものだけ真鍮ひきもの砲身を使い、裸の高角砲は真鍮パイプで砲身を作り、エッチングと真鍮線でディティールを追加しています。
 25mm3連装機銃はピットロードのエッチング、九五式射撃指揮装置カバーはファインモールド製です。
<艦尾>
 
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 ここに関しては「冲鷹」のものではありませんが、昭和18年9月に撮影された「大鷹」の被害状況の詳細な写真が存在する為、大変参考になりました。
 機銃デッキはキットのものはあまりに小さいため、プラ板で新造しています。角も丸かったようです(冲鷹は違っていた可能性もありますが)。
 機銃デッキは意外と広く、スペース的に3基置けそうでした。
 着艦指示燈と方向信号機は写真では確認できないので他の空母を参考に取り付けています。
 


destoryer) , and one small for diesel engine. 
Boat deck is being enlarged, same as IBUKI or HIRYU.
 
<艦載機>
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 「雲鷹」のものではないか、とされていた昭和17年12月12日に撮影された陸軍第35戦隊の九九双発軽爆撃機を輸送中の写真が存在しますので、 ちょうどよくピットロードから出ているメタル製キットがあったのでこれを使いました(というか、これがおそらく700分の1艦船と組み合わせるチャンス なのでは?)。
 塗装パターンは不明ですが、白黒写真を参考にグレーとグリーンのまだら塗装にしています。

As Chuyo has carried the 45th battlegroup of IJA army air (equiped type 99 twin engine bomber), I used metal model of type 99 twin bomber plane from Pitroad.
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