1/35 独逸 88mm高射砲FLAK36(1/35 タミヤ)
German 88mm Anti aircraft gun Flak36(Tamiya)

88mm Flak36
88mm Flak36
88mm Flak36
88mm Flak36
88mm Flak36
88mm Flak36
88mm Flak36
88mm Flak36
88mm Flak36
88mm Flak36
88mm Flak36
88mm Flak36
88mm Flak36

参考文献:ガリレオ出版 グランドパワー2010年6月号別冊「高射砲とカール自走砲」
             
 20年くらいぶりにタミヤの定番アイテムを作ってみました。が、ランナーをみたら「1975」という刻印がされてましたので・・・自分より 年上のキットですが、十分といいますか時代を考えると異様に出来のよいキットです。
 しかし、さすがにそのままでは芸がないので、今回はドラゴンのキットから部品を拝借してディールアップしています。とはいえ、ほとんど手を 加えてないのも事実ですが。              
 防盾、砲身と、その基部・砲架の一部はそのまま移植可能だったのはラッキーでしたが、この良作は良作であったがためにタミヤも新作が出しにくいかな? と思いました。
             
Refference: Garileo Shuppan "Groundpower appendix june 2010 Antiaifcraft gun and Carl mortar"
             


 <塗装>
 いわずと知れたアフリカ戦線のダークイエロー塗装ですが、下地のグレーがはげてしまった様子を再現しています。
 特に、頻繁に足で踏みつけるであろう箇所は念入りに塗装のはげを表現しました。
 基本塗装完了後、砂・土ぼこりで汚れた雰囲気を出す為にパステルを混ぜたアクリル塗料でウォッシングしています。
 傷を書き込んでから、若干ですが浮いたさびを入れています。錆だれはいれませんでした。
 砲口はまずすす、といいますか焼けた塗料を表現してから焼鉄色をドライブラシして、砲口先端だけ塗料を落として砲身自体の銀色をエッジに 出しています。
 ハンドル部分は、ペンキで本体同様に塗られている写真もあれば、ペンキがはげてプライマーないし地肌の鉄の色が露出しているように見える 写真が多数あるので、黒っぽいブラウンで塗装しました。



After painting is finished, dirt of pastel powder is painted by brush.

<砲>
88mm Flak36
88mm Flak36
88mm Flak36
88mm Flak36
88mm Flak36
88mm Flak36

 砲身および砲架の一部は、ドラゴンのキットのあまりものを流用しています。
 他にも、信管調整装置と、砲の左上についているバーをドラゴンのあまり部品から流用しています。
 砲の両サイドにあるチェーンはどうやらアウトリガーを収容した状態のとき、これを固定するためのもののようです。こちらも、本物のチェーンに 換装しています。
 砲の閉鎖機(海軍式にいうと尾栓)付近にある保護バーらしきものも、真鍮線に換装しました。
 砲の上下にあわせて連動する平衝機はキットのままです。
 

 


<十字台座>
88mm Flak36

 牽引車両に接続するためのケーブルのプラグだけ、ドラゴンのキットからもってきました。ケーブルは0.5mm真鍮線製です。
 砲を固定するアンカーの引き抜きようの穴も、新規部品がついていてキットのままで穴はあいていました。
 

<フィギュア>
88mm Flak36
88mm Flak36
88mm Flak36
88mm Flak36
88mm Flak36
88mm Flak36

 フィギュアは2009年発売のキット付属のものです。
 照準器のベルトを金属板に代えたり、袖口を開口したくらいで基本的に無改造です。
 残念ながら、当時アフリカに派遣された空軍砲兵の資料がみつからなかったので、靴の色以外は箱の絵を参考にしました。
 砲弾は、タミヤ製の真鍮製の砲弾にしてみました。
 砲弾ケースはガリレオ出版の本によると竹を使った廉価品、とのことですが、竹なんてドイツに生えてたんでしょうか。  
 こちらはドラゴンのそれ以上にディティールが細かく、竹?の網目もしっかり再現されていました。  

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