1/3588mm高射砲Flak41自走砲 冬季迷彩(1/35 ブロンコ)
Versuchsflakwahem 88mm Flak41 auf sonderfahrgestell (Pz.Sfl.4C)(Bronco)
ブロンコのキットをベースに制作いたしました。
セガサターンのゲーム「大戦略」では、高射砲の最終進化形として戦争末期に大活躍してくれた(空には米軍機だらけで高射砲が火を噴かないターンはありませんでした)車だったので、いつか
作りたいと思っていました。
史実では本車両は2両だけ試作され、メンテナンスと砲弾供給の都合なのか砲をFlak41に換装されたものが、イタリアに送られて消耗しています。なので、このジオラマはフィクションです。
<砲>
実際のFlak41もそうですが、非常に面倒でした。エッチングパーツが最初から付属します。
部品類は「とにかく実際にあるディティールをすべて再現するためにはいくらでも部品を分割する」というコンセプトなのか、砲だけでおよそ400パーツありました(一つのランナーに、3桁の番号
がふられてるのを初めてみました)。
とても初心者にはお勧めできないアイテムです。
高射砲である関係から、砲耳はほとんど手前の端にあり、構造的に仰角をつけて固定しにくいため、真ん中あたりに真鍮の棒をはさんで仰角をつけています。
砲身はRBモデル製ですが、これを装備すると砲身の重みでトーションバーが曲がって車体が沈んでしまいます。ひょっとしたら、史実の車両でも同様の事態になったのかもしれません。
砲身以外に、細い部位を真鍮線に換装しています。
<車体>
砲と違ってこちらは比較的シンプルでした。
履帯は出来のいい組み立て式だったのですが、最初に買ったキットはこれが不足していて、輸入元のバウマンに連絡して2か月弱かかって部品が送られてきました(しかも最初、まったく関係の
ない車の履帯が送られてきました)。2つ目を買って確認したところ、こっちは大丈夫でした。
車体前部の予備履帯ホルダーは、金属板で自作しました。
OVM・前照灯等はドラゴン・タミヤ製、金具類はアベールのエッチングを使用しました。
<フィギュア>
ドラゴン製のキットに、一部アルパイン製のヘッドに交換しました。
砲弾は実際のFlak41用のものより若干短いのですが、虎2用の真鍮製砲弾です。キット付属の砲弾も、虎2用でした。
<ベース>
ベースはミニアート製です。街灯も付属しましたが、ケースの高さの都合でつけませんでした。
夜店のお面のような「もなか形式」のキットなので、穴埋めがたいへんでした。
レンガはレッドブラウンベースのレンガ色に、4種類くらいの違う色のレンガ色を塗装して、汚し・苔をパステルで入れました。
崩れたところのガレキは、パステルを割ったもので再現しています。
石畳は泥汚れを携帯カイロの中身でテクスチャをつけました。その上から、「ミニネイチャー」製の草を移植し、落ち葉を散らしています。
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