帝国海軍戦艦・富士 日本海海戦時(1/700 シールズモデル)
IJN battleship Fuji during the battle of Tsushima(Sealsmodel)



 
参考文献:並木書房 石橋孝夫著「日本帝国海軍全艦艇1868−1945(第1巻) 戦艦・巡洋戦艦」
呉市海事歴史科学館「日本海軍艦艇写真集 戦艦・巡洋戦艦 (呉市海事歴史科学館図録―福井静夫コレクション傑作選) 」

Reffence:Namiki shobo "Illustrated ships data of IJN 1868-1945 vol. Battleships and battle cruisers" by Takao Ishibashi
 
 本作は、2013年の年賀状用に制作いたしました。
 1912年に閉鎖されたとはいえ、テームズ鉄工所 (Thames Ironworks and Shipbuilding Company, Limited)の資料を調べれば本船の図面は手に入ると思いましたが、WW2当時よりクオリティの高い 写真と、戦艦「三笠」内に保存されていた当時の造船所製作の模型がたいへん参考になりました。
 この模型、小型砲等実戦仕様とは異なる部位もありますが、写真ではまず見れない部位などがしっかり再現されています。
 
 I made this model for new years card of 2013.
 I mainly reffered fine picturs taken before war, but I was lucky to find old model of BB Fuji, made by the original shipyard.
 The model exhibits condition just being buildt, and there are many removed equipments.
 Anyway, this model shows fine details which cannnot be seen from pictures.
 
<模型>

 煙突トップの雨よけは、かなりフラットな形状なので、駆逐艦用のエッチング製ファンネルキャップをそのままはりつけました。
 砲身は、フクヤ製真鍮ひきものです。途中に段差のある独特のもので、部品の値段もWW2当時の砲より割高でした。
 ボートは、戦闘に備えて防弾効果を狙って水を満たした上に防水布をかぶせた状態にしています。
 アンカーチェーンは本物の鎖に換えています。
 船体後部に見える赤いものは、遠隔操作式の救命浮標です。
 写真ではより多くのベンチレーターが甲板上に見えますが、これは戦闘中には取り外すものです。
 
 空中線・索類は、良好な写真と模型のおかげで楽でした。
 煙突補強用のライン(赤)、マスト補強用ライン(青)、旗を掲揚する線(ピンク)、デリック用ライン(紫)は0.02mm鋼線を使用。
 おそらくアンテナ(黄色)は、0.015mm鋼線製です。
 
This model is made as conditon of 1905, battle of japanese sea.
Boats were filled with water to avoid crasters, and covered by waterproof canvas.
Gun barrels are made of brass parts from Fukuya (very expensive).
Anchor chain are replaced to real chain.
Something red on the side is remort control lifesaving ring.
  ジオラマ ジオラマ ジオラマ ジオラマ
 依頼品で、ジオラマにしてみました。
 ベースに海面を塗装後、マットメディアムで波を追加、さらに波しぶきを大理石の粉で表現しています。
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