1/35 聖グロリアーナ女学院 クルーセイダーマークV巡航戦車(タミヤ・イタレリ)



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 劇場版「ガールズ&パンツァー」に登場する車両です。今回は初版が1974年という古いキットをベースに作りました。
 さすがに古いキットなので全体的なディティールはシャープさに欠け、ばりも多くて一部の、特に小さめの部品は使い物にならないロットもあり、さらにキットのランナーには番号が振られていない(いちいち説明書を 見てランナーの位置と形状から部品を探さないといけない)などあまり初心者向けではないキットでしたが、部品の接合も良く、素性は1980年代のタミヤ並みにいいものでした。特に、後部牽引フックをしっかりと複数部品で再現しているのには 驚きました。
 また、ベルト式履帯は40年を経てまだ柔らかさを保っていたのも意外でした。
 イタレリのクルセイダー3は品薄のため、「クルーセイダーAA(対空)」の車体と「スタッグハウンド」の砲塔を合体させてクルセイダー3を作ろう、というアイ デアもあったのですが、残念ながら前者にはクルセイダー3の側面の板が入っていない上、クルセイダー3のキットは2016年6月現在でもだいたい8千円で購入でき るので割高になってしまいます。
 他にも問題点として
 ・ライトが透明部品ではない
 ・車体正面に予備履帯ホルダーのためのダボ穴がある
 ・アフターパーツがない
 ・主砲基部がかなり弱い
 ・砲塔上面に大きな穴がある
 等がありましたので、今回はいろいろ自前でいじることになりました。
<劇場版のグロ高クルセイダーの特徴>
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・車体背面・正面に小さな灯がある
・エンジンボンネットが左右対称になっている(実車は左右で逆になっている)
・シャックルがない
・OVMも予備履帯もない
・後部上の方のシャックルだけ装備されていて、なぜかずっと上を向いている  といった特徴がみられます。
 車体正面シャックル基部の穴はまずプラ棒を差し込んでからリベットで覆って閉塞しました。
 車体前面のライトガードは、0.7mm真鍮線製に交換。
 フェンダーステー基部にある灯は、1/700艦船模型用のサーチライト部品で再現しました。
 砲塔上面の穴をパテ埋め、手すりを0.5mm真鍮線で再現。前照灯のガラスを透明部品に交換、砲塔後部の荷物箱の上のスコップのホルダーをエッチングパーツで再現。ペリスコープも透明部品のものを装備しました。
 ライト背面についているとっては、ジャンクエッチングパーツから持ってきました。
 砲身はRBモデル製のもの。この砲は装甲車などにも使われているので現在でも入手できます(これが最も効果的なディティールアップでした)。ただ、これの砲口の部品は2種類入っているのですが、1つはテーパーの途中で入ったもの、 もう一つは劇中に近いものの短く、どちらも劇中のものとは異なる形状でしたので、イメージ的に近い前者を選びました。
 同軸機銃は、パッション製の汎用「BESA機銃」を使いました。
 砲塔前面の照準用針も0.3mm真鍮線に交換しましたが、よーく劇中CGを見ると、角材だったようです。ローズヒップの車だけ、ここが赤く塗られています。
 エンジンボンネット上にある背の高い蝶ねじは、真鍮線で基部を作ってからプラ製の蝶ねじを置いています。
 アンテナは、0.3mm真鍮線製。若干太めの基部はプラ棒で再現。
 校章は、モデルカステンから出ている「ガルパンデカール1」のものを砲塔左側とエンジンボンネット上に、ライトがある関係でそれより若干小さめのものが 必要とされるものはVOL4のもの使いました。
 ボンネット上、予備タンク側面などの手すりは0.5mm真鍮線製。
 今回はハッチオープンとクローズ、両方の上体のものを作りましたが、どうやらハッチ裏側にはもっとディティールを追加する予定だったらしく、部品の取り付け個所がモールドされていました。  
 それらはすべて割愛し、エッチングと真鍮・プラ材でこさえたピストン・ストッパーなどを取り付けています。
 砲塔上面、ハッチ後方には、ローズヒップのこぼしたお茶の飛沫をクリアーオレンジで表現しました。実際はおそらくブラウンのしみになるんでしょうけど。
 履帯はフリウル製の連結組み立て式もので、これが今回最も調達が困難なアイテムでした。
 フェンダー後端のエアクリーナー後部には、目立つのでリベットを新規移植しました。

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