ドイツ海軍 H級戦艦(1/700 HPモデル)
Kriegsmarine H class battleship (march 1941)
イギリスの「HPモデル」というところから出ているガレージキットです。
もし完成していれば艦名はフリードリヒ・デア・グロッセ(Freidrich der Grosse)もしくはグロースドイッチュラント(Grossdeutschland)になる予定という情報もありますが、
一次資料がないのでとりあえず名無しにしています。
キットは非常に難産だったため、初心者にはお勧めできないものでした。
This model is based on resin kit from HP model, made in GB.
The resin material was not easy to build, because bubble hole appeared each time I sratch them. each time, I needed to fill holes with putty.
Small equipments are made of photo-etched parts from several makers.
Color is original ,based on actual german navy carmo pattern.
こちらがキットの船体。
そして説明書はA4の紙4枚、たったこれだけです。
まず、レジンの質なんですが、表面のあちこちに気泡があいてました。それはまだ普通なのですが、気泡をパテで埋めてから研磨したら、もっと下地から泡のような微細な気泡がでてきて、
結局磨いては埋め、また研磨という細かい作業の繰り返しとなりました。
構造物は、焼いている最中のタコ焼きやたい焼きのように平たく薄い湯の膜でつながっている状態で、ここから切り出して水平面を研磨する必要がありました。
上部構造物のデッキの中には、強度的にこれ以上研磨すると壊れてしまう可能性があったため、若干厚みを残さざるを得ない個所もありました。
こちらが付属部品の構造物を組み立てた状態。砲身や測距儀もレジン製部品が付属したのですが、金属製砲身やビスマルクの部品を流用して、よりシャープな形にしています。
こちらが組み立ての終わった段階。アイオワ級によく似ています。
塗装は、バルチックスキームを基本としてオリジナルの複数艦艇の折衷でデザインしています。
停泊中に背景に溶け込ませるための緑色は、ティルピッツで使用された例があります。
艦尾の軍艦旗はゴールドメダル社製のデカールを使用しました。キット付属の旗には、逆卍が描かれていませんでした。前甲板上の逆卍はデカールですが、複数に分割されていました。
主砲・高角砲砲身はクリッパー製の金属製砲身に換装しています。
構造物裏面を補強するエッチング製の三角穴あき板は、フライホークのものを使いました。
艦中央のボートは、ドラゴン製の透明部品を使いました。
レーダーは、1944年ごろ完成予定を想定して当時のものを取り付けています。
煙突や構造物のジャッキステーは、フライホーク製のエッチングを使用しました。
艦載艇用クレーンのアームは、ビスマルク級のものを流用しています。
アンカーチェーンは、本物のアンカーに替えています。アンカーはピットロードのビスマルク級のものを流用しています。
旗竿は0.2mm真鍮線製。
テーパーのついた後部マストはプリンツ・オイゲン用のものを流用しました。
空中線は、0.015mm鋼線製です。
アラド196(偵察機)は、ピットロードの透明部品製を使いました。
機銃はすべて、フライホーク製のエッチングを使っています。
艦橋左右の折り畳み式の張り出しは、本来入港時にだけ展開するものです。出来がいいので、折りたたまずにそのままにしました。
艦載機用クレーンはこのサイズのドイツ艦用のものがないため、日本の大和型用のものを流用しました。
カタパルトはヒッパー級のものです。ご覧のとおり艦載機を載せる場合、4番砲塔は最大仰角で固定しないと飛行機にひっかかるデザインでした。
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