帝国海軍一等巡洋艦最上型「出雲」(1917年 マルタ派遣時)」)(1/700 フォーサイト)
IJN 1st class cruiser IZUMO 1917(FORSIGHT 1/700)
参考文献:
光人社「写真 日本の軍艦3」
「丸スペシャル 鈴谷・熊野」
「日本海軍全艦艇史」
グランプリ出版「日本の巡洋艦」
Referring:
Kojinsha ”Pictures of IJN vessels”
“History of all IJN vessels”
Grand prix press “Japanese cruisers”
フォーサイトさんから出ている、限定販売の「第2特務艦隊旗艦(WW1)」版をベースに制作いたしました。
「出雲」は第1次大戦勃発時、北米西岸で行動していましたが、大正6年6月20日に地中海方面に展開する第2特務艦隊に編入され、8月13日から大正8年7月20日まで旗艦を務めました。(大正7年11月26日から翌年1月6日までは「日進」が旗艦)
キットには当時の状態を再現する部品が追加されており、日露戦争当時と比べると、前後マスト途中に見張り所が増設され、一部兵装が変化しています。キットには、メタル製の見張り所フラットと屋根が入っていました。
This model is based on Forsight,s kit.
This IZUMO exhibits condition of 1917,when she was send to Malta as escort flagship.
<船体>
アンカーチェーンのモールドを削り、本物の鎖に交換しました。
アンカーはファインモールドのプラスチック部品を使用しました。
甲板上のディティールはキットのものが優れていたのでほぼそのままです。目立つ大型のウィンドラスはレジン製のものに交換しました。
今回は停泊状態を再現するため、艦首の錨見台を展開しています。
船体各所のフェアリーダーはファインモールド製プラ部品を使用しました。
ボートダビッドは真鍮線製と、展開状態のものはフライホーク製のものを使用しました。
Anchor chain are replaced to realistic chain.
Anchor itself is replaced to Finemold,s parts.
Fairleads are made of plastic parts from Finemold.
<砲>
主砲砲身は、若干形状が異なるのですが、アドラーズネスト性の真ちゅう製20.3cm砲砲身に換装。
副砲も大き目の物はアドラー製の15cm砲に交換、より小口径のものはアベール製砲身に交換しました。
Main gun barrel is replaced to brass parts from Adlers nest.
Smaller gun barrels are made of brass parts from Aber.
<その他>
空中線は「メタルリギング」の0.015mm鋼線製です。
補強線やデリックのワイヤーなどは0.03mm鋼線で再現しています。
艦橋の左右にあるサーチライトは、ファインモールドの透明部品製です。
後部マストの舵柄(だへい)信号は若干形状が異なるようですが、フライホークのエッチング製です。
煙突兆部のカバー用骨組みは、0.2mm真鍮線で組みました。
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