正規空母「加賀」昭和5年頃(1/700 フジミ)
IJN heavy fleet aircraft carrier KAGA around 1930(fujimi)
参考文献:光人社「丸メカニクス・日本の空母」
光人社「写真 日本の軍艦 別艦 図面集2」
グランプリ出版「日本艦艇写真集『空母』」
KKベストセラーズ「日本海軍全艦艇史」
「海軍艦艇史3」
原書房「日本海軍艦艇図面集」
図書出版社「日本空母戦史」木俣滋郎著
モデルアート 艦船模型スペシャル 2017年夏号
Reference document:Kojinsha"Maru mechanics:IJN aircraft carrier"
Kojinsha" Picture of IJN vessels extra:Blueprints"
Grand Prix press"Photos ofI IJN vessels "
KK best sellers"History of all IJN vessels"
"History of IJN vessels 3"
Hara shobo "Blueprints of IJN vessels"
Tosho shuppannsha"War history of IJN carriers"
フジミ製キットをベースに、主にフジミ製エッチングを多用して製作いたしました。
小さな艦橋が右舷側に取り付けられる少し前の状態を再現しています。
This model eshibits CV Kaga during 1930, which will soon have small bridge on the starboad.
<艦首>
錨と菊花紋章はエッチング製の部品に換装しています。元の真鍮の色が映えます。
Anchors and emblem are replaced to brass parts from Fujimi.
飛行甲板支柱はちゃんと軽めの肉ヌキ穴のなされているエッチング製です。
Support of flightdeck is made from photoethced parts.
<艦橋>
艦橋は2段目の甲板上と、エレベーター左右にありました。
左右の張り出しには、エッチング製の高角双眼鏡や測距儀を取り付けています。
<マスト>
マストはエッチング製です。
空中線は、0.01mm鋼線製です。
<飛行甲板>
飛行甲板は創建当時の写真を見る限り、機体係留孔はまだあけられていないようです。
尚、中部の甲板は「砲塔甲板」と呼ばれていました。
飛行甲板の後端は、赤色だったのではないかと言う説もあります。
<主砲・機銃・高角砲・スポンソン>
「加賀」の当時の高角砲は旧式の45口径10年式連装高角砲でした。
これらはキットのままです。
20cm主砲はアドラーズネストの真鍮ひきもの製。
<艦尾>
ボートデッキにはピットロード製のボートを配置。
クレーン、支柱類はエッチング製です。
支柱の間のビームは0.2mm真鍮線製です。
甲板裏にぶらさがっている探照燈も再現しました(殆ど見えないんですが・・・)。
艦尾支柱にある、後続艦に射撃位置を知らせる「示数盤」と、舵を切る方向を示す舵へい信号旗は、フライホークのエッチング製です。
副錨は、右舷側にだけ装着されました。
<艦載機>
艦載機は、キット付属のものではなく、ハセガワの九〇式艦上戦闘機と、一三式艦上攻機を載せています。
飛行機は補強材を0.2mm真鍮線や0.01mm鋼線などでディティールアップしています。張線は0・015mm鋼線製です。
プロペラはファインモールド製エッチングを使用。4枚羽の部品を解体して2枚羽にしています。
本来空母は艦隊の目を期待されていたためか、艦載機のナンバーは1番台が偵察機、2番台が相手の偵察機を追い払う制空戦闘機、攻撃・爆撃機が3番台、練習機が4番台でした。
昭和12年にはいると、各艦の符号はアルファベットに変更されるようになりました。
尚、昭和5年当時は第3駆逐隊の「潮風」、「帆風」が「トンボ釣り」と称して第1航空戦隊に所属、墜落した飛行機の回収にあたっていました。
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