川崎汽船 特設水上機母艦「神川丸」昭和17年7月〜11月頃(1/700 アオシマ)
IJN waterplane carrier Kamikawamaru july-november 1942(Aoshima)
参考文献:光人社「丸メカニクス・日本の空母」
光人社「写真 日本の軍艦 別艦 図面集2」
グランプリ出版「日本艦艇写真集『空母』」
KKベストセラーズ「日本海軍全艦艇史」
「海軍艦艇史3」
丸スペシャルno.25「水上機母艦」
大日本絵画「戦時輸送船ビジュアルガイド」
Reference document:Kojinsha"Maru mechanics:IJN aircraft carrier"
Kojinsha" Picture of IJN vessels extra:Blueprints"
Grand Prix press"Photos ofI IJN vessels "
KK best sellers"History of all IJN vessels"
"History of IJN vessels 3"
Maru special no.25"floatplane tender"
Dainihon kaiga "visual guide of merchant vessels during WW2"
アオシマ製キットをベースに制作いたしました。
ピットロード製のキットと違い、ちゃんと全長・水線長を間違えて作っていないので正しい寸法です。
今回は艦載機の尾翼番号が「Y2」を振られていた、昭和17年7月から11月の状態を再現しました。
This model eshibits waterplane carrier Kamikawamaru during july to november1942, when she had tailcode number starting with Y2.
<艦首>
艦首は、アンカーチェーンを本物の鎖に交換し、アンカーをピットロード製のものに交換しました。
I add anchor chains on windlass.
<艦橋>
艦橋の窓ガラスはキットのものをそのまま使いました。
艦橋トップの探照灯は、ファインモールドの透明部品製に交換いたしました。
中央構造物3列目左側の通風塔がないのが、「神川丸」の特徴です。
Most parts of bridge structure is using original parts. serchlight replaced to clear parts from Finemold.
Kamikawamaru has no vent tower on left of 3rd line from front.
<マスト>
マストは真鍮線製です。
空中線は、0.015mm鋼線製です。
信号灯のうち、写真で確認できたのは一番後ろのクレーンアーム上にある艦尾信号灯だけでしたので、舵へい信号旗は装備しませんでした。
<機銃・高角砲>
砲は、「日本の軍艦」によると開戦時に15cm砲に交換されたとありますが、零式3座が甲板上にあるということは少なくとも昭和17年以降の写真でも12cm単装高角砲のままであることが確認できます。
砲はWL共通部品と、金属製砲身を組み合わせて製作しました。
艦橋上の機銃は、ファインモールドのエッチングとプラ製部品を使っています。
Guns are said to be replaced to 15cm gun, but photos taken during war has no change. so I instaled 12cm AA gun.
Machineguns are replaced to parts from Finemold.
<艦載機>
艦載機は、水上機母艦しては本艦と「君川丸」にだけ搭載が確認できる2式水上戦闘機と、零式水上観測機をのせました。「君川丸」は輸送のみで、二式水上戦闘機が配備までされたのは本艦のみとなります。
尚完成後知ったのですが、二式水上戦闘機はカタパルト射出に耐えられる強度を有しておらず、離水させるにはクレーンで海面におろして自力で発進させる必要がありました。
日本海軍はまず陸上基地、それから水上機母艦に新型水上機を配備していましたが、零式水上観測機が最も早く配備されたことが確認できるのはミッドウェー海戦時の「千歳」です。
二式水上戦闘機・零式水上観測機はWL共通部品のものを使いました。
飛行機はフライホーク製のエッチングで補強柱などを再現しています。
プロペラはファインモールド製エッチングを使用。
航空機移動用の軌条もフライホークのエッチングですが、これがどのように甲板上になったのかは不明です。カタパルトはファインモールドのエッチング製です。
再現されていませんが、昭和17年7月から11月の本艦にあてられていた番号は「YU」、それに白い胴体の白線二本でした。
This time, I equiped A6M2N and F1M1 on borad.
In IJN, new type floatplane was first deployed to ground base, then on floatplane tender. F1M1 is confirmed to be on board of floatplane tender Chitose on july 1942.
On Kamikawamaru,she is confirmed to equip F1M1 and A6M2N on 1942. especialy, A6M2N are only confirmed on Kamikawamaru and Kimikawamaru.
KIMIKAWA MARU transported E13A1, F1M2 & A6M2-N to Paramushiro (Chishima Retto) & Kiska. She was used few times during the war to deliver floatplanes
to Chishima Retto air bases & Japanese-controlled Aleutian Islands (the last mission in May 1943 was aborted as US forces had landed on Attu). But A6M2-N
were never assigned to KIMIKAWA MARU. She only operated reconnaissance & observation floatplanes. I believe you can check it in many Japanese-language sources like FAOW & others.
Tailcode of Kamikawamaru from july to november 1942 was "Y2" with white 2 band on fusalage.
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