日本海軍軽巡洋艦 鹿島型「香椎」(1/700 アオシマ)
IJN cruiser Katori-class Kashii(Aoshima)

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 船団護衛に使われていた昭和19年末〜昭和20年の「ヒ86」船団、最終状態の状態の「香椎」です。
模型屋さんで売れ残っていたかわいそうなキットだったんですが、正直箱をあけてから買うのを躊躇しました・・。
 <船体>
 甲板をつなぐラインが曲線になってしまっている点を除けば良く出来ています。鉄板の継ぎ目を舷に 入れてみました。アンカーはファインモールドのエッチングを使用。
 本型の特徴である木製甲板はグラデーション塗装で再現。
 舷外電路はちょっとよれてしまいました(これを作った当時部品がなかった)が、電話線をほぐした銅線 で再現しました。
 <上部構造物>
 写真で比べると若干アオシマのキットのほうが大きいようです。艦橋は残念ながら形状が違うので、キットの 肉厚を利用して削って整形、天蓋はプラ板で新造しました。
 空中線支柱・上甲板の一部、ループアンテナは新造で、煙突はキットのものを若干変更したのみです。
 マストはプラ棒と真鍮線で造りましたが、あとから出てきた昭和19年の写真を見たら短縮に伴い 見張り所は廃止されていたようです。
 <兵装>
 主砲はピットロードの部品セットのものに真鍮パイプで砲身を作りました。
 高角砲はせっかく殆ど全周囲が見えるので背面の薬莢受け等も再現。
 爆雷装填装置・投下装置はファインモールドのエッチングを使用。
 25mm単装機銃は錨甲板に単装で2基、航空機甲板に4基、さらに爆雷のそばに2基設置、13mm機銃は艦橋に連装・単装計8丁設置してあります。
 艦尾の名前は本当は塗りつぶされていますが、見栄えを優先してピットロードから出ているデカールを 使用しました。
This KASHII is made as condition of late 1944, when it was used as convoy escort.

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