帝国海軍戦艦 武蔵(昭和十九年10月21日)(1/700 タミヤ)
IJN battleship Musashi(9th oct.1944)(Tamiya)

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hakkwomaru
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 昭和19年10月21日、ブルネイにて油送船「八紘丸」から給油を受ける「武蔵」のジオラマです。。
 まだ甲板も黒く塗装されておらず、土嚢だけ積んだ状態にしてあります。
This diolama shows Musashi refueling from tanker "Hakkuwomaru".
 タミヤのキットをベースに、ゴールドメダル・ファインモールド・ピットロード・ハセガワ製 エッチングなどでディティールアップしてあります。
Model is based on Tamiya,s Yamato kit.
<錨甲板・前甲板>
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 甲板は、やすりで凸モールドをおとしてから、デザインナイフで材木の目をいれておきます。
 さらに、材木の配置パターンを横線で入れておきます。
 錨甲板は武蔵の写真から鉄板の継ぎ目を割り出して、0.1mm真鍮線で継ぎ目を表現しています。
 錨甲板の鎖は本物の鎖に換装。
 木製甲板は木目のグラデーション塗装をしてあります。
 甲板上を走っている重油用ホースは、艦内に給油フランジがあるため昇降口内まで伸びています。
<舷>
 側面はデザインナイフでけがいて鉄板の継ぎ目を表現、閉塞された窓はオーバースケールですが 0.8mmプラ棒をスライスしたもので表現してみました。
<主砲>
 46cm砲は真鍮製ひきものに換装。
パーペットの補強板はプラ板製です。
<副砲>
 15.5cm砲は砲身を真鍮製のものに換装。
 側面はデザインナイフで線をいれて放熱板を表現しています。
 砲塔基部の穴も加工したんですが・・・ほとんど見えません。また、背面にはパラペーンを配置してあります。
<デッキ上の機銃>
 対空機銃ですが、昭和19年の米軍撮影写真からも土嚢に囲われた機銃郡が確認できます。
 甲板上には実際は主砲ブラストで殆ど役に立てなかったという単装機銃(ジョーワールド製)を配しています。
<艦橋>
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 艦橋上の二一号電探はゴールドメダル製。二二号はキットのものに穴をあけました。 二二号のラッパの内側は白く塗られていたそうですが、これだと塗ってもわかりませんね。
 艦橋前面側壁には、逆探を装備しています。小さすぎて殆ど見えませんが、詳細な写真は 駆逐艦や巡洋艦にあります。
 艦橋の連装13mm機銃はファインモールドのエッチング製。乗員さんの証言から、 土嚢を回りに積んでみました。
 艦橋後部は「大和」「武蔵」の数少ない識別点のひとつです。
 信号旗は、大和を示す符号「JGAA」を掲げています。
 艦橋トップの対空艦橋には、ジョーワールド製の双眼鏡を配置。  窓枠もジョーワールド製エッチングですが、艦橋背面の窓は正確には6角形だったようです。 <煙突>
 煙突まわりのグレーチングは、0.1mm真鍮線製。。
 煙突脇の探照射燈は、ファインモールド製の透明部品に換装しています。
<空中線支柱>
 竣工時の写真を参考に、真鍮線で組みました。
 小さな探照燈が途中に載っています。
<対空砲・機銃>
 高角砲砲身は真鍮製に換装。
 射界制限装置は真鍮線製。裸の機銃はどれもファインモールド製です。
 機銃の目地と、銃身はそれぞれ0.3mmと0.2mm 真鍮線に交換しています。
 元乗員さんの証言では、「武蔵」には対空噴進弾の試作品が搭載されたそうですが、これは 言われているようなまともなしろものではなく、シンプルな試作品に過ぎなかったようです。
 なので、プラ棒と、ピットロードの機銃の台座を組み合わせてそれらしきものを造りました。 おそらく、酒屋の瓶を運ぶあれみたいなものだったのでは、と考えています。
 これから発射される「ン式弾」は・・・「対空ロケット弾」というより「数秒に一発飛んで行く 煙のすごい花火」みたいなもので、弾体の威力よりこの煙の煙幕効果のほうが「対空」の役割を 果たしてくれていたそうです(あまりに煙がすごくて自艦の対空射撃が一時不能になったほど)。
<艦尾・飛行甲板>
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 飛行甲板上のリノリウム歩行帯はジョーワールド製エッチングパーツを使用。。
 飛行機運搬軌条もジョーワールド製。  昭和19年の通達で大型艦船にも対潜爆雷を搭載したそうなので、機銃台の下 に爆雷を追加しました。この爆雷の存在はは元乗員さんも証言されています。
 航空機は乗員の方の証言や昭和19年の定数表から、零式水観のみ搭載してみました。
<武蔵の最期>
 2004年、品川区大井町のきゅりあんで開催されました「戦争を伝える絵手紙展」。こちらに、 実際「武蔵」の最期を見届けた元乗員さんが絵手紙を出展されていました。
 直接体験談をお聞きする機会があったのですが、なにぶん死にかけた体験だけに、そうそうつっこんだ 質問はできませんでした。が、いくつかの興味深い証言を得ることができました。
 その乗員さんは、沈む前に「赤い」艦底を滑り降りて海に飛び込んだそうです(緑ではない)。
 武蔵は、沈む前に砲塔が自重で回転を始め、艦首から沈んでいった為ほぼ直立し、その際 3番主砲がすぽんと抜けて水面に落下したそうです。
 そして、煙突が海面に達し、海水がざあっと流れ込んだ瞬間、水蒸気爆発が発生。「武蔵」は 水蒸気の煙の中に消えていったそうです。
 ご本人は無事本土まで戻れたそうですが、生き残ったお仲間の大半はコレヒドールやマニラまで送られ、 特にマニラ防衛戦に巻き込まれた方々は殆ど助からなかったそうです。
 なお、この「武蔵」は双葉社から出版されております「3DCGシリーズ 戦艦武蔵の最期」を参考とさせて いただおいております。興味のある方はこちら をどうぞ。
This Musashi is made as condition on 31th october 1944,at Bruei, loading bunker from 1TL tanker Hakkuwomaru.
Model is based on TAMIYA,s kit, and used photo-etched parts from HASEGAWA, PIROAD, GOLDMEDAL and FINEMOLD
Main gun is made of copper.walls of AA machinegus are replaced to square shape one.
As document indicates, depthcharges are settled on tale of ship.this depthcharges are confirmed by Musashi,s survivor.

13mm twin MG on bridge tower is photo-etched part from Finemold.
Large antenna mast is made of Brass Line.
13-gou rader is from GOLDMEDAL, and cable is made of copper line.
Lifesaving lings are made of plastic lod.holders are photo-etched ladder.

In 2004, I happened to meet one of survivor of Musashi, and he gave me some interesting infomations about the end of Musashi.
He says, he saw the 3rd turret beganto turn roound by its own weight, and ship began to stand straight at sea.
By that moment, 3rd main gun had been taken off from ship.
After standig , ship began to submerge vertically ,and when seasurface reachied its chimney, Musashi exploded by its steam, and Musashi disappearec into the sea.

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