1/35 T34/85(プラウダ高校・カチューシャ車)(1/35 ドラゴン T-34/85M改造)




  「ガールズ&パンツァー」第8・9話(そのまえにもちらっとでてきますが)に搭乗する、カチューシャ隊長車を模してみました。

 ベースになっているのはドラゴンから出ている戦後型のM型でしたが、幸い番組中の車両も戦後タイプをベースにしているらしく、殆ど追加部品なしで再現することが出来ました。
 2016年には、オフィシャルキットも手に入るようになり、そちらのほうが部品調達の点でもラクです。
 
 <プラウダ高校・カチューシャ車の特徴>

 一番目立つポイントは、穴の開いていないディッシュ転輪。これは、T34(無印)から持ってきました。
 部品とりの残った車両は「史実にありえたちゃんぽん車両」として製作する予定でしたが、車両の「外側」だけ転輪を交換すればそれらしく見えると気がつきました。
 2016年以降発売のプラッツ扱い(中身はドラゴン)のTV版・劇場版オフィシャルキットでは、このゴムリム転輪が最初から入ってます。しかも、劇中同様のスタッドレスタイヤでした。なので、別のキットを買う必要はありません。
 他にも細かい差異としては
・車体前縁部が丸っこい(これは削ればよい)
・工具類は搭載する必要なし
・履帯調節用穴のそばにある金具、キットでは穴1つ、アニメでは穴2つ  
・牽引フックのそばにある金具がない
・車体左側、ライトの後ろにある警笛はキットでは円盤状のものだが、劇中のものはホーンタイプである(コレもキットに入っています)
等が挙げられますが、どれも転輪以外すべてキットに含まれている部品をいじれば再現できます。  
 今回はエッチングの付属しないキットだったので、「ETモデル」製エッチングパーツを使って、燃料タンクホルダーやボンネットの保護金網などを再現しました。

 かなり目立つ上粗い溶接痕は、0.3mmプラ棒を貼り付け、それを流し込み式接着剤で溶かして、デザインナイフで押して表現しています。
履帯は、モデルカステン製の50cm幅履帯ですが、2枚で1セットの履帯ですのでなかなかテンション調節が難しいです。今回は説明書より2枚多く使い、ゆるいテンションの状態にしています。



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