1/35 JS/IS2(プラウダ高校・ノンナ車)(1/35 タミヤ)



(本策を作るにあたり、モデラーの青木伸也さんのガルパン戦車模型記事を参照させていただきました)
  「ガールズ&パンツァー」第8・9話に登場する、途中でノンナが乗ることになる車両を模してみました。
 ベースになっているのはタミヤから出ているアベール社製砲身とエッチング同梱のセットで、モデルカステンの履帯がこれにつけば完璧でした。
 しかし、このアニメのJS2に再現するのはかなり厄介でした。
 <プラウダ高校・ノンナ車の特徴>




 一番問題だったのは、防盾。これはキットのものは幅が広いタイプなのですが、これを再現するためには防盾を切り詰めるだけでなく、基部の整形が必要でした。

 鋳造地肌を出すためにもラッカーパテで整形していますが、これはひけがひどいので、できるだけプラ板などで段差を埋めています。
 ちなみにこの防盾、一応ドラゴンのキットや、レジン製砲塔にガルパン版に近いものがあるのですが、高いのと入手困難なので手に入れるのはやめたほうがいいです。
 他にも、履帯形状が違いますが、コレも完全再現するのは無理なので一番近いと思われるモデルカステンの「A型」履帯を採用しました。
その他の差異としては
・車両背面に予備履帯なし
・ガルパン戦車にしては珍しく牽引ケーブルがある
・砲塔トップのベンチレーターが45度回転している
・フェンダー前縁部の可動部がなくなっているわかりに微妙に延長されている
・車両背面のライトが、左右逆の位置についている
等、なんのためになされたのかよくわからない差異が見られます。
一番謎だったのは、車体背面、キットの指示では右側についている直径2mm程度の丸い部品。これがアニメの設定だと左側についていました。
 この謎の部品は,JS-2の生産極初期には車体左側面にあり,しばらくして車体後面の左端(ガルパン仕様と同じ位置)に移動し,更に後になって車体後面の右端(タミヤの仕様)に移動しています。
これは尾灯かな、と思ったのですが、発光機能はないものの何らかの電気的な機能のある物体らしく、一説には車内と車外の歩兵が連絡しあうための ブザーボタンではないか、とされています。

模型は折角いろいろ部品がついているので、アニメ以上のディティールを追加していたりもします。



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