1/35 独逸 V号戦車H型後期 「アフリカ軍団」第8戦車師団(1941年 北アフリカ)(1/35 ドラゴン)
German tank Sd.kfz.141/1 Panzerkampfwagen 3 ausf.H "The 10th tank division "Africa crops"Pz.Rgt.8,15.Pz.Civ(1941 NorthAfrica)(Dragon)
参考文献:大日本絵画 大日本絵画 アハトゥング・パンツァー第2集 3号戦車編」
並木書房「第2次大戦ドイツ軍軍装ガイド」
2011年に発売されましたマスターボックスのフィギュアのベースとするために製作いたしました。
資料をいちいち見る手間と、部品の補完を考慮して、タミヤのL後期型と同時進行で作ってまいりましたが、正解でした。
ドラゴンの説明書は間違いがあるので、いちいち資料で確認しながら部品形状と番号の違いを検証してみましたが、説明書の「絵」は正確なようです。
しかし、溶接痕など細かい箇所が再現されているなど、総じてタミヤのL型より精巧に作られていました。
Refference: Dainihon kaiga "Achtung panzer no.3 mark3 tank"
Namiki shobo "German soldiers of world war two"
This model is based on Dragon,s kit.
In order to reduce time, I made both ver.L and H late version on same time.
<塗装>
基本は「アフリカ戦線のダークイエロー」という、市販のダークイエローに白とサンディブラウンを混ぜたもので塗装しています。
塗装完了後、土ぼこりで汚れた雰囲気を出す為にパステルを混ぜたアクリル塗料でウォッシングしています。
今回はじめて、タミヤからでている「砂」のピグメントを使ってみました。つもった砂の表現に使っています。
さらにしあげに、砂埃をパステルで表現しています。
First,the model is painted in dark yellow(with white and sand brown).
After painting is finished, dirt and sand of pastel powder is painted by brush.
<車体上面>
車体上面は支援する歩兵とクルーがどかどかと汚れた靴で乗ってくることを意識して塗装しました。
欧州・ロシア戦線の場合、傷ついた部分もにはパステルで錆が平面ににじむようにしてますが、アフリカでは雨が殆ど降らない関係で錆が
にじんだり、たれたりすることも少ないので「にじんだ錆」はしておらず、黒っぽい錆が浮き出てきた感じだけ出しています。
荷物類は、今回初めて使うチェコの「ブラックドッグ」というメーカーさんのレジン部品です。
ツールホルダー類は、アベール製やエデュアルドのエッチングセットを使いました。
識別用の旗は、まず濡らして形を整えた紙を、液状瞬間接着剤で固定しています。
Top of vheecle was dirty by muds of infantries and crews shoes.
Materials are made of resin parts from "Black dog".
Toolholders are made of photo-etched parts from Eduard and Aber.
<車体前面>
車体前面には、レジン製の土嚢を載せてみました。
増加前面装甲板は、ジャッキステーのために若干削る必要がありました。
Sandbags are made of resin.
<車体側面>
車体側面の取付金具・ステー類はアベールのエッチング製です。
足回りは堆積した砂埃を重点的に入れて、トーンも暗くしています。
また、サスペンション機構を再現するため、真ん中の車輪だけあえて固定していません。最初からそれを意識した構造になっていました。
Toolholders and armor stays are made of photo-etched parts from Aber.
<車体後部>
マフラーは先ず廃棄口付近を焼鉄色で塗装した上から熱による腐食からくる浮き錆をパステルで表現、ハイライトにオレンジのパステル
の粉をなすりつけています。排気口にはすすとオイルだれを表現しています。
アンテナは、実際は上のほうが先細りなテーパーのかかったものが実際は使われていますが、強度の関係でただの真鍮の棒で作りま
木製と思われる荷物置き場(鋼製もありました)は、プラ材で組んでいます。
Silencer is painted as if it had been rusted by heat (painted by pastel), and got dirty by smoke and oil.
Antenna is not attached due to lack of space.
<砲塔>
砲塔上の強制換気ベンチレーターまわりは、すすをパステルでなすりつけています。
タミヤのキットでは省略されている防弾ガラス類やハッチ開閉機構も再現されていたので、涼をとるためにできるだけ開けてあります。
また、機銃の銃口も最初から開口されていました。
砲塔内部のハンドルは、どうやら滑り止めのゴムが塗布されているのか、黒くなっています。
また、司令塔ハッチの内側には頭をぶつけたときのためのパッドがついていますが、これは車内の白色で塗装されているものとそうでないものがありました。
Compared to Tamiya,s kit, Dragon,s kits inside the turret is well detailed.
Muzzle on the machinegun was already opened.
<キャタピラ>
モデルカステン製キャタピラを使用。汚れの砂と錆はパステルとピグメントで入れています。
<フィギュア>
ウクライナのマスターボックス製フィギュアを使用しました。
このフィギュアセット、砲塔に片足を乗せている人と、ゲペックカステン(通称「ロンメルキステン(箱)」)に腰を乗せている人のせいで、3号戦車専用になってしまっているのが
ちょっと困りものです。
基本はキットのまま、明らかな段差だけパテで埋めています。
人によって汗ばんでいる様子や日焼けの進行具合などの差異を設けてみました。
This time, I used figure from Masterbox,Ukraina.
ドラゴンのH型後期、とタミヤのL型でくらべてみました。
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