1/35 W号戦車F2(G)型・アフリカ戦線(ドラゴン)Panzerkampfwagen4 F2(G) Deutsches Afrikakorps(1/35 Dragon/Cyberhobby)



参考文献;ガリレオ出版「ロンメル戦車軍団」       大日本絵画「アハトゥングパンツァー W号戦車」       光人社 広田厚司「ロンメルとアフリカ軍団 戦場写真集」
  ドラゴン・サイバーホビーから出ているキットをベースに制作しました。
 尚、F2型という車両はF型の後期車両を改装した車両で、G型の初期車両とみなされています。なので、車体番号的にはFとGで重複しているのが「F2型」ともいえます。
 
 ディティールは主に、アベール製のエッチングを使用しています。戦場での運用から、いくつかあえてOVMをあえて取り外して金具だけ残しています。
 F2型最大の特徴である、シングルバッファマズルブレーキも、アベール製です。
 ジェリカンはエッチング製補強材の入ったドラゴン製、その他レジン製の荷物も載せてみました。白い十字が描かれているのは、飲料水用を意味します。
 車体後部の排気管上のジェリカンは危ないんじゃないか?と思うのですが、実際の車両で見られた積載方法です。
 砲塔ハッチはオープン状態にしていますが、これの内側は基本的に車体色です。しかし、中には車内色(白)に再塗装された車両もみられます。
 ハッチのハンドルは、すべり止めのゴムで覆われていました。保存状態のいい車両ではこれらがまだみられることもあります。
 1943年当時W号F2・G型を装備していた第7戦車連隊では、W号戦車の車体番号は「8」から始まりますが、これは「重戦車」を指していました。
 テーパーのついたアンテナも、アベール製です。
 あまり装備された例のみられない砲塔左右の発煙筒発射機のコードは、0.2mm真鍮線で自作しました。
 車体背面のワイヤーは、水糸を使いました。折れて(キンク)しまうと使い物にならないので注意しましょう。
 履帯は、モデルカステンの中期型40cm幅履帯です。
 車輪はいつもはやらないのですが、車体のものは使用してゴムが若干すり減ったようにしています。
 塗装はいつもどおり筆塗装、ウェザリングにはパステルを使いました。砂漠の痛みなので、傷は黒っぽく、雨だれはなしにしています。
 車体前面装甲板のアフリカ軍団のアイコンである「ヤシの木」マークは、意外と探してしまいました。どうやら、逆卍マークがNGという「配慮」のおかげみたいです。
 なんとかみつけたものも、逆卍だけばらばらでした。
  This model is based on Dragon,skit, using details from Aber, Adler, Modelkasten and so on.
 Single-buffer round muzzle is from Aber.
 Jerry cans are from Dragon. it has metal plate on center.
 Inside of hatche is painted in dark yellow too, but some vheecle had been painted it in white.
 Number of this vheecle is "803", the first number has meaning of "heavy tank" on 7th tank region.
 Tracks are form Modelkasten.
 Codes are made of 0.2mm brass lines.
 Packed tents are made of resin parts.
 I scratced end of tires as they are used on rough condition.
 The icon of DAK, palm tree with swatika was not easy to find.
 I used pastel to make weathering.
 
 フィギュアは、旧グンゼ(現クレオス)から出てた、土居雅博さん原型のアフリカ軍団フィギュアを使いました。3体セットだったのですが、V号戦車にフィットするデザインだったので、  
 今回はコマンダーだけ使いました。マイク・ヘッドホンのコードは0.2mm真鍮線製です。  
 よくみると、アームバンドもちゃんとモールドされています。
 

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