日本郵船 貨客船「佐渡丸」(1/700 フジミ)
Nihon Yusen (NYK) merchant ship "Sado maru"(1/700 Fujimi)


参考文献:

海人社:「日本客船の黄金時代 1939〜41」
「日本郵船戦時戦史」

 フジミから発売になったキットをベースに、2012年発売の「歴史読本別冊 大日本帝国海軍の激闘史」向けの合成写真用に作成いたしました。
 残念ながら戦時中の写真はみつからなかったため、ダズル迷彩はてきとうです。
 ディティールに関しては戦前の写真を基にしました。
this model is based on fujimi,s kit.
As I could not find picture taken during the war, duzzle paintings are just my guess.
Details on the ship is reffered to pictures taken before war.

 <船体>
 水線下の部品はしっかり接着してからパテで整形して船体との一体性を確保しました。
 今回は客船ファンの需要を考えて、鉄板の継ぎ目は敢えて再現していません。
 

 <甲板>
 甲板は材木の色調の変化を表現するために複数のデッキタンを調合して塗布。
 船庫の庫口は、ふたのうえから防水シートをかぶせてあることにしています。
 追加された対空砲デッキ床面は特にディティールはなかったのですが、滑り止めと長時間作業を考慮して材木張りとしました。

Decks are painted as if they are made of woods.

<マスト・デリック>
 デリックはすべて真鍮線で再現しています。
 マスト間の補強材は、ピットロードから出ているエッチングを使いました。

All derricks are made of brass lines.
Mast enstength beams are made of photo-etched parts from Pitorad.
<煙突・上部構造物>
 舷側の支柱は0.2mm真鍮線を一本一本はりつけました。
 

<武装>
 武装は文献により高角砲6門ないし8門の説がありますが、今回は前後に4門ずつ配置しました。これでも当時としては重武装といえます。
 砲自体はおそらく88式75mm高射砲だと思いますが、模型自体はピットロードの海軍8cm高角砲を使っています。
 機銃もおそらく88式20mm高射機関砲だと思いますが、これも部品化されていないので海軍の25mm機銃を使っています。両方とも、サイズ的にほぼ同じなので模型的には問題ないと思います。


According to official documents about the armaments about hired vessels, Sado maru equiped 6 or 8 AA guns (there is difference on documents).
Both type 88 8cm AA guns and type 98 20mm AA guns are not sold as parts , so I used naval equipnets almost similar to them.
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