ドイツ 重装甲車sdkfz234/4 &偵察騎兵(1/35 サイバーホビー)
German heavy armored car sdkfz234/4 (Cyberhobby)


参考文献:グランドパワー別冊「ドイツ装輪装甲車」

 ちょうど午年だったので、長年死蔵していた騎兵フィギュアを生かそうと思ったのが、本作を作るきっかけでした。  
 特段部隊は特定していないのですが、開発が1944年12月、配備ははっきりしませんがおそらく45年2月以降、ということですのでどこに何両配備されたというはっきりした資料はありませんでした。
 しかし、234シリーズは国防軍とSS、さらにはHG師団等にも配備されたという記録があり、実際写真も残っています。
 生産台数は少ないながらも、特異な車なせいか少なくとも2両が現存します。

<車両>BR>
sdkfz.234/4は、ドラゴン・サイバーホビー製です。  
 車両は特段大きな改造はしていません。クランプ・金具類をアベール製エッチングに代えています。予備タンクホルダーのベルトはT−34用エッチングのあまりをつかいました。
 アンテナは0.3mm真鍮線、無線機コードを0.4mm真鍮線で自作しています。
 タイヤは、当時のものを確認すると中心線にスリットのあるものでした。つまり、キットのものの継ぎ目を消す必要はありません。しかし、現存する車両のそれは現在の大型車両用のタイヤを履かせているためスリットがついていないで注意が必要です。
 前部操縦席まわりもフットペダルの色分けなど作りこんだのですが、98%見えません。極端な話組み立てもせず塗装もしなくてもまずわからないのでは?と思います。
 ナンバープレートは後方にだけつけました。戦争後期になるほどなくなっているものですが、これがないと所属がわからないので、郵便物の遅配などがおきたそうです。
 MG42はキット付属のもので、銃口を開口しています。
 車両開口部のふちについている、おそらく雨が降ってきたときキャンバスを張るための金具は、0.2mm真鍮線で自作しています。

<フィギュア>BR>
 車両に乗っている士官はアルパイン製です。装甲偵察兵の兵科色は茶色でした。
 騎兵は、ドラゴンの「フンメル初期型」についてきたおまけでした。
 装備品類は、近代のドラゴン製です。銃は出来とサイズ的にミニアート製のものを使いました。

<ベース>
 木製のベースにニスを塗り、上の地面を紙粘土で作りました。  
タイヤ・履帯・蹄鉄の痕跡をつけた後、「ミニネイチャー」の草を植え、地面のテクスチャを塗装に混ぜて地面を表現しています。草は4種類ほど上、さらに塗装して自然の多様性のある草むらにしました。
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