日本海軍 駆逐艦吹雪型「白雪」（昭和１１年）(1/700 ピットロード）
IJN Fubuki class destoryer Shirayuki(1936)(1/700 Pitroad)
参考文献：
グランプリ出版： 森恒英著「メカ図鑑 日本の駆逐艦」
KKベストセラーズ： 福井静夫著 写真 日本海軍全艦艇史
海人社 写真日本の軍艦 駆逐艦２
潮書房 軍艦メカニクス 日本の駆逐艦
学研 歴史群像太平洋戦争シリーズ７０「完全版特型駆逐艦」
本作は２０１５年発売のピットロード製新部品同梱キットをベースに製作いたしました。ただ、初期ロットにはエラーがあり砲塔の数が足りず、ピットロードさんに連絡して部品をお送りいただいて製作いたしました。
状態は、図面資料の残っている昭和１１年、第１１駆逐隊にいた頃を模しています。第２煙突に、何番艦であるかを示す白線が書かれていることもありました。
キット自体は特に欠点もなく、初心者でも安心して組めるとおもいます。特に、特徴のあるA型砲塔のモールドはレジンキャストなみでした。
今回は、情景模型用の「水の素」を使った情景ジオラマにしてみました。
青い透明なゼリー状のものを８０℃くらいまで熱して、それをキャストに流し込み（場合によっては色をつける）、まだゲル状のときにいじって波をつけたりして、最後に重曹のように劣化しない大理石の粉）AFV模型の雪に使うもの）で波しぶきを 表現しています。
しかし、流し込むためのビーカーが溶けてしまったり（結局耐熱ガラス製を購入）、一度に溶かせる量が少ないのでかなり時間のかかる作業となりました。
メーカー推奨の一度に溶かせるサイズは1/4、これを色の変化をつけながらちまちまと流し込んで作りますが、プロペラの推進によるキャビテーションの泡表現なども今後たのしめそうです。
ちなみに途中のロットから説明書きに「電子レンジでの加熱可能」となっていたのが一番助かりました。
尚、熱による収縮は気にならなかったのですが、模型と、ベースが熱で変形したり割れたりするので注意が必要です。実際、これを作っていてベースと模型、両方流し込んでいる最中にきしみました。
＜武装＞
吹雪型の初期艦が装備していた１２．７ｃｍ連装砲は、A型と呼ばれる砲塔です。
ピットロードのキットに付属する新部品は、スライド金型を採用した側面のリブまで再現された優れモノでした。
砲身は、アドラーズネストの真鍮製部品を使いました。
３連装魚雷発射管も新部品です。
対空機銃は１番煙突の前にある７．７ｍｍ機銃のみで、これはファインモールドのプラ製のものです。
機銃そばにある背の高い弾薬嚢はファインモールドの弾薬箱セットを使用しました。
測距儀はピットロードの新艤装品セット、探照燈はファインモールドの透明部品セットを使いました。
後部甲板にはファインモールドのエッチング製の爆雷装填台、副錨を載せています。
＜艦橋＞
艦橋の窓、信号台、無線アンテナはジョーワールドのエッチングを使用。
マストは主に０．３ｍｍ、０．２ｍｍの真鍮線で新造。補強用ビームは０．２ｍｍ真鍮線製です。
マスト背面の連携信号灯と速力信号標は、塗料の厚みで表現しています。
＜煙突＞
煙突の防水カバーは０．２ｍｍ真鍮線で自作しました。
This model exhibits DD Shirayuki during 1936, when she was signed as 11th destroyer team.
I mainly reffered original blueprint and picture taken on test sailing.
shirayuki,s main gun is so called "type A" 12.7mm twin gun turret.
This time, I used new parts from Pitroad.
3battery topedo tube is also new parts of Pitorad.
7.7mm MG and ammo box are made of parts from Finemold.
training gun on the aft deck is parts from Rainbow.
mast is mainly constructed bu 0.3mm and 0.2mm brass line, and reefroced bu 0.03mm steel line.
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