帝国陸軍 九六式六輪自動貨車&九一式広軌牽引車&九八式軌道牽引車(1/35 ファインモールド・カタナ)
IJA type 96 6wheel truck & type 91 trailer & type98 trailer(1/35 Finemold, Katana)



参考文献:大日本絵画「日本の軍装 1930〜1945」
     IRONSIDE INTERNATIONAL「大日本帝国陸海軍 軍装と装備」
reffernce:Dainihon kaiga "Uniforms of IJA and IJN 1930-45"
Ironside international "equipmenst and uniforms of IJN and IJA"
  
 チェコの「カタナ」というメーカーから出ているレジン製キットを制作してみました。
 九八式軌道牽引車もフルレジンキットだったのですが、同時に登場させる九六式六輪自動貨車との整合性と、やはりレジンキットの限界もあって、レジンキットはほとんど部品とりになってしまいました。
 資料がないのも大変でしたが、なんとか当時の記録映画から画質のいいものをみつけて、エンジンパネルの蝶ねじやステーなどのディティールを割り出しました。
 機銃も付属していたのですが、本車両の機銃は常設装備ではなかったので、取り付けませんでした。また、両脇に取り付けられているレールのようなものもなかったので、エバーグリーン社製のH字型の プラ材で自作しています。
 ジオラマべースは線路の盛り土をしてから砂利をまき、線路を敷いていますが、当時の満鉄の写真を見るとどういうわけか枕木がみあたりませんでした。調達できなかったのでしょうか?
 線路脇には、鉄道模型用のたけの高い草と「ミニネイチャー」の草を2種類植えてみました。敷設されて時間がたったレールだったなら、レール脇にも植えたほうがリアルだったと思います。
 

The model is based on kit from Checz model maker "Katana".
Type 98 trailer is consisted maily by kit from Finemold, because resin parts are weak and takes much time to assenble.
Films of train divisions taken before war was very good reffrence.
Machinegun on the turret was not always attached, because tank divisions disliked to equip fasten weapon on other divisions.
Grasses on ground is from "Mini nature".



 <荷物類>

りんご箱はパテ製のりんごを自作の箱に詰めました。りんごの存在は、海軍のアッツ島守備隊の人が手記の中で「陸軍がリンゴを持ち込んでいてうらやましかった」と書いていました。
米俵もパテ製です。
 樽と味噌樽(ふたやひもは自作)はロシアのミニアート製です。
 どのアイテムも、陸軍のものであることを示す星の焼印をしています。
 ドラム缶は当初赤色でしたが、荷物の内容からして明らかに飲料水が入っていると思ったので青色にしました。
 一升瓶はファインモールドの戦車キットのおまけです。木製のおかもちの形状は、江戸東京建物園の酒屋の建物に当時の現物が残っていました(半ば忘れられてましたが)。

Apple box is self made.
Bottles are from additional parts of Finemold,s kit. wooden bottle holder of 1930s are kept in museum.



 <フィギュア>

 樽を持った特務少尉はモデルカステン製キットを。96式の上の2種作業衣の兵はファインモールドの戦車兵セットから、98式の上の下仕官はファインモールドの九七式軽装甲車のおまけのフィギュアから製作しました。
 98式軍衣の仕官は改造して、特務少尉にしてみました。
 尚、調べてみたところ、鉄道部隊の兵科色はとび色で、工兵と同じ扱いだったようです。
 エンブレムは、レールの断面の上にハンマーが交差している図案でした。
 
 
 
Figure of officer is based on kit from Modelkasten.
color of railway unit was brown-violet. emblem was crossing hammer below rail.



Return to "AFV"