特二式内火艇・海上ジオラマ(1/35 ドラゴン)
Toku 2shiki naikatei (anphibious tank)(Dragon 1/35)


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 二〇一九年開催のボークスのガルパン模型コンペのために制作いたしました。
 タイトルは「宿題やってない」です。
 首に縄をつけて曳航されているボコはどうなんだろうと自分でも思いましたがキャラ的にはこれでいいんでしょうか。

<模型製作の説明>
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 基本となっている車両はドラゴン製のカミ車で、水中にいたりクレーンで釣り上げられている際は履帯がだらんと下がるのを再現するためモデルカステンの九五式軽戦車用履帯を使用しています(正確には形状が異なりますが)。
 地面と車体は1,5mm鋼線で保持しています。
 フィギュアは主に「爆炎乳」さん製のレジンキットを使用しています。
 亀とシャチは既製品を流用しました。
 ベースはまずコルク製コースターを割ったもので段段状の岩を作り、紙粘土で砂地を再現。
 「海面」は当初全部透明レジンキャストで再現しようと思ったのですが重量と、流し込む際に層ができてしまうこと、さらに発熱のリスクもあり断念。
 そこでまずは熱してうねらせたプラ板で再現しようとしたのですが、出来上がったのはまるで「嵐の海」のようなものでした。
 失敗に終わった熱したプラ板は、加工して「くらげ」のかさにつかいました。くらげの脚と、ワカメは0.2mmプラ板を切ったもので作っています。
 くらげにはパール塗装を施しています。
 結局海面は手で曲げた0.2mmプラ板にマットヘビーメディウムで波を付け足したもので再現、車体に真鍮線を通してこれを固定しています。
 さらに砕けた波はファイバーメディアムと大理石の粉で再現。ここいらは艦船模型のテクニックです。
 スクリューのキャビテーションは透明伸ばしランナーを軸に綿を巻き付けて再現。レジンキャストだった場合はなんとか泡を入れて再現できないかな、と思っていました。
 ボコを曳航している縄はモデルカステンから出ているソフトステンレスワイヤーを使用しました。金属製なのでピンとテンションのかかった状態をよく再現できます。
 珊瑚は、枝珊瑚を塗料で固めたライケンで再現、テーブルサンゴはTokyo modeling さん製のレジン製部品を使っています。




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