1/35 独逸 ティーガー1極初期型 「アフリカ軍団」第501戦車師団(1942年 アフリカ・チュニジア)(1/35 タミヤ)
(本作は2010年に開催されたイエローサブマリンAFV模型コンテストで「プラッツ賞」を受賞しました)
German heavy tank Sd.kfz.181 Tiger 1 "The 501 tank division "Africa crops""(1942 Tunesia ,Africa)(Tamiya)
参考文献:大日本絵画 大日本絵画 アハトゥング・パンツァー第6集 ティーガー戦車編」
芸文社 AFVモデリングガイド1 ティーガー1」
並木書房「第2次大戦ドイツ軍軍装ガイド」
秋葉原のイエローサブマリンにて2010年に開催されましたコンテストに出品するために製作いたしました。
アフリカに展開してた戦車師団でティーガーを装備していたのは第501・504戦車師団で、一部の車両はブラウンやアメリカ軍から鹵獲した
オリーブグリーンで塗装されていたという資料がありますが、今回はオーソドックスに「アフリカのダークイエロー」で塗装しました。
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Refference: Dainihon kaiga "Achtung panzer no.6 tiger tank"
Geibunsha "AFV modelling guide1 Tiger 1"
Namiki shobo "German soldiers of world war two"
This model is based on Tamiya,s kit.
I know that some of Tger 1 tanks in african front was painted in brown or green, but I choosed "ordinaly" drak yellow this time.
<塗装>
基本は「アフリカ戦線のダークイエロー」という、市販のダークイエローに白とサンディブラウンを混ぜたもので塗装しています。
塗装完了後、土ぼこりで汚れた雰囲気を出す為にパステルを混ぜたアクリル塗料でウォッシングしています。
組み立ての都合で、最初に足回りを完成させてから、車体上部を組み立てました。
First,the model is painted in dark yellow(with white and sand brown).
After painting is finished, dirt and sand of pastel powder is painted by brush.
<車体上面>
車体上面は支援する歩兵とクルーがどかどかと汚れた靴で乗ってくることを意識して塗装しました。
欧州・ロシア戦線の場合、傷ついた部分もにはパステルで錆が平面ににじむようにしてますが、アフリカでは雨が殆ど降らない関係で錆が
にじんだり、たれたりすることも少ないので「にじんだ錆」はしておらず、黒っぽい錆が浮き出てきた感じだけ出しています。
第501戦車大隊のティーガー1の上面の付属部品類の配置は通常のティーガーと異なっているため、資料をもとに一度キット上面の穴を
パテで塞いでから部品類を配置しています。ケーブルについているS字のシャックルはタミヤの4号戦車用部品からもってきました。
牽引ワイヤーは、ステンレス製ワイヤーを使用しています。
Top of vheecle was dirty by muds of infantries and crews shoes.
Tow cables are made of stainless wire.
<車体前面>
車体前面には、実際の写真を元に、銅板で作ったステーで固定した予備キャタピラを載せています。
Extra tracks are attached on the front, as seen on the real photo of Tiger1 in africa 1942.
<車体側面>
車体側面の取付金具・ステー類はアベールのエッチング製です。
キャタピラ牽引用のワイヤーは水糸を使いました。
Toolholders and armor stays are made of photo-etched parts from Aber.
<車体後部>
マフラーは先ず廃棄口付近を焼鉄色で塗装した上から熱による腐食からくる浮き錆をパステルで表現、ハイライトにオレンジのパステル
の粉をなすりつけています。排気口にはすすとオイルだれを表現しています。
アンテナは、実際は上のほうが先細りなテーパーのかかったものが実際は使われていますが、強度の関係でただの真鍮の棒で作りま
後部ライトは、透明伸ばしランナーで製作しました。これは、ティーガーやヴェスペの資料ですと緑とか青と指示されています。
Silencer is painted as if it had been rusted by heat (painted by pastel), and got dirty by smoke and oil.
Antenna is not attached due to lack of space.
<砲塔>
砲塔上の地図は、他のキットについてきたものを使いました。
司令塔内部の防弾ガラスやパッドは、ファインモールドの透明部品を使っています。
Printed map is from another Tamiya,s kit.
Inside of command tower is decorated with clear parts from Finemold.
<キャタピラ>
キャタピラの砂はパステル製です。
<フィギュア>
今回初めて、ウクライナのマスターボックス製フィギュアを使用しました。
残念ながらフィギュア自体が大きすぎて(だからティーガー1が4号戦車くらいのサイズに見えてしまってます)他のメーカーのフィギュアと
組ませられないのがネックですが、出来そのものは制服の考証も含めて良好です。
基本はキットのまま、双眼鏡のベルトだけ追加しました。
現地のおじさんを乗せたロバは、尻尾を情景用の草の繊維に代えました。
This time, I used figure from Masterbox,Ukraina.
I only add band of benocular.
Tail of the donkey is made of fiber to use on making field.
<ベース>
ベースは、まず水が浸透して木製のベースが反らないようにするためにアルミホイルで「地面」を作り、その上に木工ボンドを水で薄めたもの
を塗布してから砂をまいて「砂地」を作り、それを塗装しています。
重戦車だけに、もっとキャタピラを地面にのめりこませようと最初思ったのですが、実際の写真を見てみると地面はそうとう硬いのか、
めりこませる必要はなさそうでした。
まだのりが生乾きのうちに、ベルト式のキャタピラを押し当ててキャタピラの通った跡を再現しています。
戦車はベースにボルトで固定しています。
岩は、模型用のコルク片を使いました。
Base is first coverd by alminum foil, then sand is fastened by glue.
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