帝国海軍一等巡洋艦(装甲巡洋艦)「八雲」(1905年 日露戦争時)(1/500 フォーサイト)
IJN 1st class cruiser YAKUMO 1905(FORSIGHT 1/500)



参考文献:   
     光人社「写真 日本の軍艦3」 
 「丸スペシャル 鈴谷・熊野」  
    「日本海軍全艦艇史」     
    グランプリ出版「日本の巡洋艦」
Referring:
Kojinsha ”Pictures of IJN vessels”
“History of all IJN vessels”
Grand prix press “Japanese cruisers”
 1900年竣工、日露戦争・旅順港封鎖作戦、黄海海戦、日本海海戦にも参加し、太平洋戦争終戦後は復員船としても活用された船です。
 フォーサイトさんから出ている、レジン・金属製キットをベースに制作いたしました。
 船体や構造物はレジン、マストには入手困難な径のマストの素材となる真鍮線も入っているため、欲を出さなければこれだけ買えば「八雲」が作れる仕様になっています。  
This model is based on Forsight,s kit.

<船体>

 アンカーチェーンのモールドを削り、本物の鎖に交換しました。
 アンカーはファインモールドのプラスチック部品を使用しました。
 甲板上のディティールはキットのものが優れていたのでほぼそのままです。目立つ大型のウィンドラスはレジン製のものに交換しました。
 今回は航海・戦闘状態を再現しているため、あえて主砲付近のチェーンの手すりは収納した状態としています。
 船体各所のフェアリーダーはファインモールド製プラ部品を使用しました。
 ボートダビッドは付属の金属製部品を使っています。
 煙突やマストのはしごは1/700艦船模型用のエッチングを使用しました。艦橋にある手すりも同様です。
 一部本来手すりのある個所にはマントレットの防弾がなされている想定で、フォーサイト製1/700部品からマントレットの部品を使いました。
 舷灯は金属板と、透明プラ棒を熱で伸ばして作った棒で制作しています。
 

Anchor chain are replaced to realistic chain.
Anchor itself is replaced to Finemold,s parts.
Fairleads are made of plastic parts from Finemold.

<砲>

 キットには、既に砲塔と一体化した主砲、それにメタル製の砲が付属しています。
 主砲砲身は、若干形状が異なるのですが、本来1/700スケールの金属製砲身に交換しています。
 たとえば15cm副砲はアドラーズネスト製の15.5cm砲に交換、40口径8cm砲はアベール製10.2cm砲身に交換しました。 

Main gun barrel is replaced to brass parts from Adlers nest.
Smaller gun barrels are made of brass parts from Aber.

<その他>

 空中線は「メタルリギング」の0.015mm鋼線製です。
 補強線やデリックのワイヤーなどは0.03mm鋼線で再現しています。
 艦橋の左右にあるサーチライトは、メタル製なので金属の光沢を活かしています。
 
 

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