帝国海軍戦艦・戦艦大和型「大和」(竣工時)(1/700 タミヤ)
IJN battleship Yamato class Yamato 1942(Tamiya)


Yamato 1942
Yamato 1942
Yamato 1942
Yamato 1942
Yamato 1942
Yamato 1942
Yamato 1942
Yamato 1942
Yamato 1942
Yamato 1942
Yamato 1942
Yamato 1942
Yamato 1942
Yamato 1942
Yamato 1942
Yamato 1942
Yamato 1942
Yamato 1942
Yamato 1942
参考文献:
学研 歴史群像太平洋戦史シリーズ54「戦艦『大和』『武蔵』」
「戦艦大和」(模型写真集)
ダイヤモンド社 呉市海事博物館図録 日本海軍艦艇写真集別巻「戦艦 大和・武蔵」
「写真 太平洋戦争」
    ヤヌス・シコルスキー「戦艦『大和』図面集」


Reference:
Gakken history of pacificwar seris 54"Battleship Yamato and Musashi"
"Battleship Yamato" (Photos of model)
Daiamond sha/ Kure Naval Museum "pictures of IJN vessels Battleship Yamato and Musashi"
Blueprints of Yamato by Yanuz Sikulski
 竣工時の「大和」を、タミヤの「武蔵(竣工時)」を基に製作しました。
 
 
Tmodel is built on the basis of Tamiya,s "Musashi 1942".  
<模型の甲板の制作>
Yamato 1942
Yamato 1942
Yamato 1942
Yamato 1942
 甲板は、やすりで凸モールドをおとしてから、デザインナイフで材木のつぎ目をいれておきます。
 さらに、材木の配置パターンを横線で入れておきます。この横線は何メートルおき、という基準ではなく、鉄板下のフレームを意識して配されていたそうです。
 艦首フェアリーダー・ブルワークは戦後海中で撮影された写真があるのでこれを参考にディティールアップしました。
 錨甲板の鎖は本物の鎖に換装しています。
 木製甲板は、タンをベースに白・黄色・ブラウンを混ぜた塗料で表情を付けて塗りました。
 
 
 
I painted wood deck on several color tone, so that it looks like the real timber.  
<舷>
 側面はデザインナイフでけがいて鉄板の継ぎ目を表現しています。
 舷外電路と汚水捨て管はプラ棒で新造しました。
 ボートダビッドはオーバースケールですが、存在感を考えてあえて大型のファインモールドのプラ製ダビッドを取り付けています。
 
 
 
Pipes are added on side.  
Boad davids are made of plastic parts from Pitroad. <主砲>
Yamato 1942
 今回46cm砲はアベール社製真鍮製ひきものに換装しました。
 パーペットの補強板はプラ板製です。
 
 
 
Gun barrel is made of brass parts from Aber.  
<副砲>
 15.5cm砲は砲身を真鍮製のものに換装。
 側面はデザインナイフで線をいれて放熱板の継ぎ目とすきまを塗装も用いて表現しています。
 試験航海中の「武蔵」の写真で明瞭に見える砲塔基部の穴も加工したんですが、残念ながらほとんど見えません。また、背面にはパラペーンを配置してあります。

 
<艦橋>
Yamato 1942
昭和16年末、公試中の「大和」(写真提供・大和ミュージアム)Yamato 1942
昭和18年、トラック島にて撮影された改装前の「大和」(写真提供・大和ミュージアム)Yamato 1942
Yamato 1942
Yamato 1942
Yamato 1942
昭和17年6〜7月の武蔵(写真提供・大和ミュージアム)Yamato 1942
Yamato 1942
Yamato 1942
Yamato 1942
Yamato 1942

 艦橋構造は学研の「大和・武蔵」を主に参考にしています。
 主な改造箇所は、艦橋左右の見張り台と、後に22号電探の置かれる位置にあった、手旗信号台でした。
 おそらく「大和」の一番有名と思われる試験中の大和の全景写真を見てみると、竣工時の大和の艦橋左右の見張り台、「上空観測所」はまだ小さいままです。
 ここの部位は、昭和18年5月の改装の際に、武蔵と同等のサイズに改造されたようです。
 模型では、ごく小さな遮風装置を表現するために、あらかじめふちを折り曲げた金属板を丸めて、このデッキを作りました。
 他にも有名な「大和」と「武蔵」の差異として、艦橋背面のラッタルに途中水平な「踊り場」があるのも再現しています。  
 尚、艦橋側面の張り出しですが、これは竣工時の図面が現存します。その図面には、「手旗信号台」の張り出しもきちんと描かれていました。
 短波無線アンテナは、0.2mm真鍮線製です。
  窓枠もジョーワールド製エッチングですが、艦橋背面の窓は正確には6角形だったようです。
 信号灯とサーチライト類はファインモールド製の専用部品を使いました。

 

The most identical point of Yamato before 1942 is, the small sightseeing deck on the side of the bridge.
This deck is enlarged in may 1943,so making Musashi,s kit to Yamato 1942 is easiet to make this deck smaller.  
Most known defference between Musashi and Yamato must be the ladder on the back of bridge.
Musashi,s ladder runs straight to the upper deck, but Yamato,s ladder has a step in the middle.
The place where type 22 rader will be placed, has an box-shape structure. this structure,s blueprint does exist, and there is description of "Signal post " on it.
Serchlights and signal lights are made of clear parts from Finemold.
<煙突>
Yamato 1942
Yamato 1942
Yamato 1942
Yamato 1942
 煙突まわりのグレーチングは、0.1mm真鍮線製。
 煙突脇の探照射燈は、ファインモールド製の大和専用の透明部品を使いました。
 写真ではわかりませんが、ヤヌス・シコルスキーさんの図面から、煙突背面には吸気口を設けてあります。

<後部空中線支柱>
 ヤヌス・シコルスキーさんの図面を参考に、真鍮線で組みました。
 小さな探照燈がマストの中ほどに載っていますが、これはファインモールドから出た部品を使っています。
 

<高角砲・対空機銃>
 カバー付高角砲の砲身は、クリッパー製の真鍮製のものを使用してみました。
 
 射界制限装置は、竣工時の写真を見てみると、まだ設置されていなかったようです。

 機銃は、ファインモールドから出たプラ製のものに換装してみました。
 

Anti aircraft machineguns are from Finemold,s new parts set for Yamato class.  
Gun barrel for 12.7mm AA guns are replaced parts from Clipper model. 
<艦尾・飛行甲板>
Yamato 1942
Yamato 1942
Yamato 1942
Yamato 1942

 飛行甲板上のリノリウム歩行帯はジョーワールド製。
 飛行機運搬軌条もジョーワールド製です。こちらは2010年に出た新版を使用しています。
 学研の「大和・武蔵」に装甲板のせいで生じた飛行甲板の段差は、ごくわずかなものなのでけがいて線を設けることでこの段差を表現してみました。
 
<航空機>
 一次資料はまだ確認していないのですが、学研の「大和・武蔵」に大和が就役から暫くは95式水偵を搭載していたことを示す電文が 現存する、とあるので、ピットロードの95式水上偵察機を搭載しました。



According to Gakken,s "Yamato and Musashi", there is the telegram record that indicates Yamato carried type 95 waterplane during 1942.BR>
so, I made 2 type95 waterplanes from Pitroad, and placed them on aft deck.


<空中線>
 空中線(アンテナ)は残念ながらはっきりした資料がないので、呉の海事博物館の模型と、「武蔵」の写真を参考に展張しました。
 昭和17年6〜7月に徳山〜呉間で撮影されました「武蔵」の写真を見ると、後部アンテナマストから伸びている線のいくつかは 煙突後部方向に伸びているのがわかります。
 また、船の舵の状況を後続艦に知らせる舵柄信号も左右に見えますが、これの「基本位置」と思われる場所には白線がマストに塗装されているようです。

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